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【2月18日の香港市場】

2015.02.18 15:25

 旧暦大晦日の香港市場は前場のみの半日取引。ハンセン指数は前日比0.19%高の2万4832.08ポイント、H株指数は0.56%高の1万2066.10ポイントと、いずれも5日続伸。レッドチップ指数は小反発し、0.05%高の4623.57ポイント。メインボードの売買代金は概算で289億3500万HKドルにとどまり、前日に比べ約38%減少。前回の半日取引である2014年12月31日と比べても約34%減だった。本日も旧正月連休にともない、「港股通」(上海市場からの香港株投資)は中止となっている。

 連休明けのニューヨーク市場はギリシャ問題をめぐる不透明感から売りが先行したものの、歩み寄りの可能性も伝わり、ダウ平均は続伸した。外部環境が良好だったうえ、本日の香港市場では時価総額の大きな本土系石油株が買われ、ハンセン指数とH株指数が堅調に推移。H株指数は約3週ぶりに終値で1万2000ポイントを回復した。レッドチップ指数は不動産株などが重荷となり、取引終了間際に下げに転じたものの、わずかにプラスに切り返して引けた。本土市場が本日から7日間の旧正月連休に入るうえ、香港市場も明日から4連休となることから、商いは閑散だった。なお、旧暦午年を通じた年間上昇率は、ハンセン指数が約12.7%、H株指数が22.9%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、本土系石油株が大幅高。中国石油化工(00386.HK)が4.65%高、中国石油天然気(00857.HK)が3.09%高、中国海洋石油(00883.HK)が2.70%高、崑崙能源(00135.HK)が1.68%高となり、上昇率1~4位に並んだ。中国政府が国有石油会社を合併し、エクソン・モービルに匹敵する国家級の大型企業を設立する計画と、「ウォールストリート・ジャーナル」が報じ、これが材料視された。中国では昨年に二大鉄道車両メーカーの合併が発表されたが、その背景には海外での競争力強化がある。こうした中国の志向を手がかりに、最近は通信会社の合併をめぐる噂も流れが、そうした憶測の矛先が石油会社に向かったとみられる。

 旧正月連休に入ったが、マカオのカジノ株は明暗が分かれた。アミューズメント面が充実したラスベガス式カジノのサンズチャイナ(01928.HK)が上昇率5位の1.66%高だったが、香港系の銀河娯楽(00027.HK)は0.11%安で引けた。一方、本土系不動産株が軟調。中国海外発展(00688.HK)が下落率1位の1.67%安だったほか、華潤置地(01109.HK)が0.73%安。消費関連株も下げが目立ち、蒙牛乳業(02319.HK)が下落率2位の1.22%安、百麗国際(01880.HK)が同4位の0.92%安、中国旺旺(00151.HK)が同5位の0.88%安だった。

 そのほかの銘柄では、14年12月中間決算が大幅増益だった数碼通電訊(00315.HK)が6.92%高。14年12月本決算が7.00%増益だったMGMチャイナ(02282.HK)が1.45%高。中遠国際控股(00517.HK)は14年12月本決算が45%以上の増益となる見通しを発表し、4.33%高となった。

 必痩站(01830.HK)は10.17%高。従業員が商品説明条例に違反した疑いで税関の調査を受けているとの報道を受け、昨日は急落したが、会社の業務などに大きな影響はないという声明を発表したことで、本日は買い戻された。結好控股(00064.HK)は株主割当増資の計画を発表し、希薄化懸念から4.22%安となった。(中国部・千原)

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