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中播控股、衛星モバイルメディアサービスの実験に成功
2015.02.24 09:57
中播控股（00471.HK）は23日、静止衛星「アジア・スター」（亜洲之星）を利用したアジア太平洋地域での衛星モバイルメディアサービスについて、技術的な実験に成功したと発表した。
今回の実験では、2.4メートルの「X帯」アンテナを利用し、オーストラリアのメルボルン市の地上ステーションから高音質・高画質のオーディオ・ビジュアル（AV）信号とマルチメディアデータを東経105度、中心周波数1473.146メガヘルツ（MHz）のアジア・スターに送信。アジア・スターは25MHzの「L帯」トランスポンダ（衛星中継器）を利用し、受信した信号を中国、東南アジア、インドを含むアジア全域のモバイルユーザーに放送した。
時速100キロメートル以上で走行する自動車に搭載した受信機での性能も実験。都市、郊外、農村でサービスの質を測定し、高速移動体へのAVサービスをサポートできることも証明された。
今回の実験を経て、中国マーケットから全国をカバーするAVデータ放送サービスに着手し、成功すればアジア全域に拡大する計画。今後6カ月以内に中国で車両向けに試験営業を開始するという。中国国内の車両1億5000万台をターゲットに、正確なナビゲーション、CDレベルの音声サービス、映像サービス、マルチメディアデータのダウンロードサービスなどを提供する方針。料金はセルラーネットワークでの同種サービスに比べ大幅に安価と説明している。
（同件につきましては、2014年9月11日付「通信衛星資産の買収で米企業と覚書」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/02/23)
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