中国株ニュース 詳細

【2月27日の香港市場】

2015.02.27 18:09

 香港の主要指数はそろって小幅安。ハンセン指数は小反落し、前日比0.31%安の2万4823.29ポイント。H株指数は0.34%安の1万2185.85ポイント、レッドチップ指数は0.30%安の4657.10ポイントと、いずれも4日ぶりに反落した。メインボードの売買代金は前日に比べ約7%減少し、概算で765億5400万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は2億7100万元の買い越しにとどまった。

 前日のニューヨーク市場は、原油相場の大幅安を嫌気し、ダウ平均が3日ぶりに小反落した。外部環境の不透明感に加え、上海総合指数が3300ポイントを挟んでのもみ合いでスタートしたこともあり、香港の主要指数は寄り付きから一進一退となった。だが、上海総合指数が前引け間際に騰勢を強めると、香港市場でも本土系銘柄を中心に買われ、ハンセン指数は2万5000ポイントを回復して前場を終了。だが、後場に入ると徐々に上げ幅を縮め、終盤で下げに転じた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株がそろって反発。サンズチャイナ(01928)が2.31%高、銀河娯楽(00027)が2.20%高となり、上昇率1~2位に並んだ。本土住民のマカオ渡航を制限されるとの見方がカジノ株の重荷となっていたが、政府当局者がこれを否定。渡航者数を制限したり、削減したりすることはないと語り、カジノ株の買い戻しにつながった。中国聯合網絡通信(香港)(00762)は上昇率4位の1.71%高。FDD-LTE規格の4G(第四世代移動通信)事業者免許が近く交付されるとの憶測が材料視されたほか、来週発表の決算への期待感も追い風となった。好調な14年12月本決算を手がかりに、再編が計画されている和記黄埔(00013)と長江実業(00001)がそれぞれ0.66%高、0.32%高だった。

 一方、そのほかの主な香港系不動産株は朝方から概ね堅調だったものの、取引終了間際に下げに転じた。新鴻基地産(00016)が1.61%安、恒基地産(00012)が1.57%安、新世界発展(00017)が1.50%安。香港金融管理局(HKMA)総裁が取引終了後に記者会見を開くと伝わり、かねてから噂されていた不動産価格抑制策が発表されるのではないかと警戒されたもようだ。本土系不動産株も反落し、華潤置地(01109)が1.90%安、中国海外発展(00688)が1.25%安。中国移動(00941)はライバルに4G事業者免許が交付されることへの懸念から1.49%安。このほか銀行や保険など本土系銘柄の主力が軟調だった。

 そのほかの銘柄では、周大福珠宝(01929)が5.35%安。旧正月期間の既存店売上高が4%減となり、これが嫌気された。本土では11%増だったものの、香港・マカオが29%減となり、重荷となった。粤首環保(01191)はネット金融への投資で覚書を交わしたことを材料に52.77%高。また、環亜智富(01390)は33.79%高。同社株の非公開化(上場廃止)を筆頭株主の株式会社デジタルガレージが提案し、提示価格に引き寄せられるかたちで上昇した。BYD(01211)は2.59%安。14年12月本決算(中国会計基準)の速報を明らかにしたが、減益率が事前予想の最大値付近だったことが嫌気された。(中国部・千原)
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