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【3月5日の中国本土市場】

2015.03.05 17:43

 主要指数はまちまち。上海市場はいずれも反落し、上海総合指数が前日比0.94%安の3248.47ポイント、A株指数が0.95%安の3403.72ポイント、B株指数が0.0006%安の295.15ポイント。深セン市場はA株指数が小幅に続伸し、0.27%高の1753.90ポイント。B株指数は反落し、1.05%安の1098.67ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約7%増加し、概算で7294億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は8億1900万元の買い越しとなり、消化率は7%に上昇した。

 第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が開幕し、李克強首相が政府活動報告を行った。大方の予想通りに今年の経済成長目標を0.5ポイント引き下げ、7%前後とすると表明。そのほかの数値目標も概ね前年を下回る水準とし、安定志向を強調する内容だった。そのほかにも幅広い分野の改革案が示されたが、これまでの報道や観測の域を出ず、サプライズを欠く内容だった。上海総合指数は低く寄り付くと、銀行、石油、保険などの主力銘柄を中心に売られ、後場の中盤まで一本調子で下げ幅を拡大。一時は下落率が1.76%に達したが、終盤で下げ幅を縮めた。

 上海市場は大型株を中心に5割の銘柄が下落。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が買われ、上昇銘柄の方が多かった。政府活動報告で医療制度の改善が強調されたことを受け、医薬株の上昇が目立った。康美薬業(600518)がストップ高だったほか、上海第一医薬(600833)が9.18%高。新エネルギー車の関連銘柄も買われ、キン科新材料(600255)が6.94%高。大気汚染の緩和を視野に入れた新エネルギー車の普及が政府活動報告で強調されたほか、電気自動車の普及に向け、充電スタンドの整備が今年の重点課題になると政府高官が発言し、これが材料視された。一方、時価総額の大きな銀行株が軒並み安。公開市場操作を通じて中国人民銀行(中央銀行)がマネーの吸収を進めていることが嫌気されたほか、全人代に出席している国有銀行の重役が、不良債権が増加しているとコメントしていることも、投資家心理に悪影響を及ぼしたもようだ。

 上海B株市場は上昇銘柄が全体の6割近くに上ったものの、大型株の一角の下げがきつく、上海B株指数はわずかに下落した。上海金橋輸出加工区開発(900911)が下落率1位の1.93%安。14年12月本決算の速報を発表したが、増益率がわずか0.57%にとどまり、14年1-9月期決算などに比べ大幅に縮小したことが嫌気された。上海陸家嘴金融貿易区開発(900932)が発表した14年12月本決算の速報は13.07%増益だったが、増収率の鈍化が嫌気された。一方、上海外高橋保税区開発(900912)が発表した14年12月本決算の速報は28.18%増益で、これを好感して0.25%高だった。深センB株市場は6割近くの銘柄が下落した。招商局地産控股(200024)が本日も下げ、下落率2位の3.32%安。このほか大型株を中心に下げが目立った。(中国部・千原)
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