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【3月5日の香港市場】

2015.03.05 18:20

 香港の主要指数はハンセン指数が前日比1.11%安の2万4193.04ポイント、H株指数が1.20%安の1万1597.77ポイントと、3日連続で下落した。一方でレッドチップ指数は0.02%高の4574.62ポイントと、小幅ながらも3日ぶりに反発。メインボードの売買代金は概算で921億2500万HKドルに達し、前日比で約2割増加した。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は2億4300万元の買い越しだった。

 前日の米国株市場は週末発表予定の雇用統計への警戒感が強まり、ダウ平均が続落。不透明な外部環境は続き、本日の香港市場でも主要指数は安く寄り付いた。全国人民代表大会(全人代)が本日10時(日本時間)に開幕。注目された李克強首相による政府活動報告では今年の経済成長率の目標値が7%に引き下げられた。市場はすでに織り込んでいたものの、李首相が経済下振れのリスクに強く言及したため、景気先行きの不透明感が燻る状況。こうしたなか、IPO(新規公開)による需給懸念からA株市場が大幅に調整。これに引きずられ、ハンセン、H株の両指数は後場で下げ幅を広げた。一方でレッドチップ指数は朝方から堅調に推移。後場で下げに転じたが、取引終了間際に終値をプラスに乗せた。

 経済減速への警戒感から、景気敏感株が概ね軟調。国内の指標となる石炭価格が節目のトンあたり500元を割り込んだことから、神華能源(01088)が2.93%安、中煤能源(01898)が0.99%安など、炭鉱株が安い。李首相があらためて腐敗撲滅に向けた強い決意を示すなか、欧州系の金融大手がマカオのカジノ収入の低迷を予想。これを受け、銀河娯楽(00027)が2.57%安、サンズチャイナ(01928)が2.26%安と、カジノ株がさえない。また、政府活動報告では積極的な金融緩和路線が示唆された。これにより人民元安が一層進むとの思惑も広がり、中国国際航空(00753)が4.14%安、中国東方航空(00670)が3.89%安、中国南方航空(01055)が3.28%安と、航空株が下落。全人代を前に変われていた原発関連株は利食い売りに押され、中国広核美亜電力(01811)が2.29%安、中国広核電力(01816)が2.14%安だった。

 一方で本土系通信株が合併観測を背景に反発。中国聯合網絡通信(香港)(00762)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる2.78%高、ライバルの中国移動(00941)が同3位の1.68%高となり、レッドチップ指数の上昇に寄与した。経営統合計画の順調な進展を受け、鉄道設備の両大手である中国北車(06199)が5.04%高、中国南車(01766)が4.74%高。政府による電気自動車への支援強化を織り込み、BYD(01211)が6.10%高と好調だった。(中国部・畦田)
【取引時間(日本時間)】
香港市場 10:30~13:00 / 14:00~17:00
中国市場 10:30~12:30 / 14:00~16:00
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