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【3月17日の香港市場】

2015.03.17 18:40

 主要指数はハンセン指数が前日比0.20%安の2万3901.49ポイントと、4営業日ぶりに反落した。一方のH株指数は0.20%高の1万1837.78ポイントと、4日連続で上昇。レッドチップ指数は続伸し、0.49%高の4425.18ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約9%増加し、概算で800億9000万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は5億2400万元の買い越しだった。

 米国企業のM&A(合併・買収)、欧州の量的緩和などが刺激材料となり、前日の欧米株式市場は上昇。これにより、外部環境が一定程度改善すると、本日の香港市場では主要指数が小高く寄り付いた。その後は政策や企業再編の期待感などから大幅高となったA株市場が下支えとなり、指数はプラス圏で推移。もっとも米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて上値が重く、後場半ばでは香港行政長官の緊急記者会見のニュースが伝わり、ハンセン指数は下げに転じてそのまま大引け。一方でH株指数は本土系銘柄に支えられる形で再び上げに転じ、レッドチップ指数は終日プラス圏を維持できた。

 香港の政治リスクや米国の早期利上げへも警戒感から、香港地場系株が総じて軟調。信和置業(00083)が2.35%安、九龍倉集団(00004)が1.97%安、恒基地産(00012)が1.76%安と、大手デベロッパーがハンセン指数構成銘柄の下落率2~4位に沈んだ。このほか、経営幹部の汚職疑惑が発覚した石油大手の中国石油天然気(00857)が0.97%安。中国の反腐敗運動の高まりを受けたカジノ収入減速の警戒感から、サンズチャイナ(01928)が下落率1位の2.91%安など、マカオ株も低迷した。それでも、実徳環球(00487)は大幅増益見通しを手がかりに18.42%と急伸した。

 一方で上海に続く自由貿易区の設立が秒読み段階に入ったとの観測から、広東、天津、福建の地場系銘柄が堅調。招商局国際(00144)はハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる4.27%高、天津港発展(03382)が1.97%高と、広東、天津の両港湾株が買われた。鉄道建設の両大手である中国鉄建(01186)と中国中鉄(00390)による合併観測が浮上。それぞれ4.75%高、2.29%高と、思惑買いが入った。燃油価格の下落と業界再編の期待感から、中国南方航空(01055)が10.09%高、中国東方航空(00670)が5.32%高、中国国際航空(00753)が3.73%高と、大手航空3社が買い進まれた。このほか、海運大手の中外運航運(00368)が黒字転換の本決算を発表して6.13%高。業績改善の期待感から、中海発展(01138)が5.06%高、中国遠洋控股(01919)が4.25%高と、他の海運株も好調だった。(中国部・畦田)
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