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【3月19日の香港市場】

2015.03.19 18:10

 主要指数はそろって続伸し、ハンセン指数が前日比1.44%高の2万4468.89ポイント。H株指数は1.17%高の1万2122.20ポイントと6日連続、レッドチップ指数は0.17%高の4471.03ポイントと4日連続で上昇した。メインボードの売買代金は前日比で約7%増加。概算で1025億6900万HKドルに達し、1000億HKドル台の大商いとなった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は1億8100万元の買い越しだった。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を受けて早期利上げの警戒感が和らぐと、前日の米国株市場は大幅に反発。外部環境の改善にともない、本日の香港市場では主要指数が高く寄り付いた。全国人民代表大会(全人代)やFOMCなどの重要イベント通過で不透明感が後退。香港はA株市場に比べてやや出遅れ気味だっただけに、堅調な企業決算を織り込む買いが目立った。ハンセン、H株の両指数は堅調に推移。ハンセン指数はザラ場で2万4500ポイントを回復したほか、H株指数は終値で1万2000ポイント台に乗せた。もっとも、通信大手の中国移動(00941)が足を引っ張り、レッドチップ指数は小幅高にとどまった。

 米国の早期利上げ観測の後退にともない、香港地場系の主力株が総じて堅調。九龍倉集団(00004)が4.43%高、新鴻基地産(00016)が1.12%高とデベロッパーが上昇したほか、都市ガス大手の香港中華煤気(00003)は手厚い配当案を手がかりに1.14%高だった。また、金融世界大手のHSBC(00005)に押し目買いが入り、1.06%高でハンセン指数の上昇に寄与した。低迷が続くマカオのカジノ株も上昇し、銀河娯楽(00027)は14年12月本決算で増収増益を確保したことで3.34%高。同業のサンズチャイナ(01928)も3.31%高と連れ高した。このほか、ITセクターが堅調。SNS最大手のテンセント(00700)は大幅増益と増配の決算内容を受け、6.69%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。

 さらに、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想を背景としたインフラ輸出、業界再編の思惑が続き、インフラ関連の中央政府系企業が注目された。中国中材(01893)が7.07%高、中国中鉄(00390)が6.08%高、中国鉄建(01186)が5.08%高、中国交通建設(01800)が4.21%高、中国機械設備工程(01829)が1.99%高など。本土系銀行株も堅調で、増益決算となった招商銀行(03968)は1.29%高で引けた。

 一方で通信大手の中国移動は減益・減配の決算内容が失望売りを誘い、3.28%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。証券・保険株は利食い売りに押され、中原証券(01375)が3.80%安、中国銀河証券(06881)が3.64%安、太平洋保険(02601)が2.86%安。発電大手の大唐国際発電(00991)は大幅減益の決算内容が嫌気されて1.59%安だった。(中国部・畦田)
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