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【3月30日の中国本土市場】

2015.03.30 17:41

 主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前営業日比2.58%高の3786.56ポイント、A株指数が2.59%高の3968.82ポイントと、大幅に3日続伸した。B株指数は続伸し、0.66%高の312.46ポイント。深セン市場はA株指数が続伸し、0.64%高の2037.53ポイント。B株指数は4日続伸し、0.87%高の1159.65ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約29%増加し、概算で1兆1991億元に達した。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売りが優勢となり、売り越し額は10億8500万元に上った。

 上海総合指数は3700ポイントを回復して寄り付き、その後も上げ幅を拡大。本日の高値圏で引け、約6年11カ月ぶりに終値で3700ポイントを回復した。上海市場は全体の7割近くの銘柄が上昇。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が幅広く売られた影響で、上昇銘柄は5割弱にとどまった。売買代金は再び1兆元を超えた。

 政府3部門が共同で「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)の概要を正式に発表し、インフラ建設関連や新疆ウイグル自治区関連の銘柄が堅調。青松建材化工(600425.SS)、中国電建(601669.SS)、中国交通建設'A'(601800.SS)などがストップ高だった。博鰲(ボアオ)アジアフォーラムで中国人民銀行(中央銀行)の周小川・行長がデフレへの警戒感に言及し、金融緩和への期待も高まった。これを受け、銀行株が軒並み高だった。このほか中国人民銀行が本日午後に記者会見を開くと、大手経済紙などが報道。その内容について、住宅ローン規制の緩和が発表されるという憶測が広まり、不動産株が大幅高となった。保利房地産(600048.SS)がストップ高だった。ただ、外電によると、こうした報道内容を中国人民銀行の関係者が否定しているという。

 上海B株市場は6割の銘柄が上昇した。「一帯一路」の進展を好感し、上海振華重工(900947.SS)が上昇率1位の6.23%高。インフラ建設にともなうセメント需要増大への期待から、華新セメント(900933.SS)が同3位の3.03%高。一方、深センB株市場の上昇銘柄は6割半に上った。住宅ローン規制緩和をめぐる憶測に反応し、深セン特区不動産(200029.SZ)が8.33%高、招商局地産控股(200024.SZ)が7.00%高となり、上昇率1~2位に並んだ。(中国部・千原)

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