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【4月1日の中国本土市場】

2015.04.01 17:27

 主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前日比1.66%高の3810.29ポイント、A株指数が1.66%高の3993.82ポイントと、大きく反発した。B株指数は小反発し、0.21%高の311.28ポイント。深セン市場はA株指数が大幅に4日続伸し、2.42%高の2098.03ポイント。B株指数は反発し、0.74%高の1167.30ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約13%減少し、概算で1兆1099億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買い越し額は3億5900万元だった。

 景況感指数の改善を受け、本土市場は幅広い銘柄が買われた。3月のCFLP製造業PMIが市場予想を上回る50.1だったほか、HSBC中国製造業PMI(確定値)は50を下回ったものの、大方の見方に反して速報値から上方修正された。上海総合指数は寄り付き直後こそもみ合ったが、その後は景況感指数の上振れを好感し、上げ幅を拡大。3800ポイント目前で前場を終了した。後場は大台を挟んで一進一退となったが、約7年ぶりに終値を3800ポイント台に乗せた。上海市場の上昇銘柄は全体の8割半に達した。深セン市場は全体の8割の銘柄が上昇した。

 先月中旬から株式市場の売買代金が概ね1兆元の水準で推移していることを受け、証券株が堅調。西南証券(600369.SS)がストップ高だったほか、海通証券'A'(600837.SS)が5.93%高、興業証券(601377.SS)が4.17%高。中国聯合網絡通信(600050.SS)がストップ高など、通信関連も堅調だった。主力の銀行株も本日は反発。預金保険制度が今年5月1日から導入されることを受け、保険株も買われた。

 上海B株市場の上昇銘柄は7割に上った。ここでも通信株が買われ、上海普天郵通科技(900930.SS)が上昇率1位の5.30%高。上海錦江国際酒店発展(900934.SS)は上昇株式の売却で多額の利益を得る見通しを材料に1.58%高。一方で時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が下落率1位の1.43%安となり、上海B株指数の重荷となった。深センB株市場は8割の銘柄が上昇した。(中国部・千原)

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