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【4月1日の香港市場】

2015.04.01 18:34

 主要指数はいずれも続伸。ハンセン指数は前日末比0.73%高の2万5082.75ポイント、H株指数は1.54%高の1万2537.28ポイントと、3日連続で上昇した。レッドチップ指数は4日続伸し、1.45%高の4717.90ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約26%も減少したが、概算では1103億2600万HKドルと引き続き1000億HKドル台を確保。「港股通」(上海市場からの香港株投資)の買越額は17億2300万元だった。

 前日の米国株市場は利益確定に押されてダウ平均が反落するなど、外部環境はやや悪化。それでも、中国本土マネー流入の期待感に引き続き支えられ、本日の香港の主要指数は小高く寄り付いた。その後は中国の3月の製造業PMIが、CFLP、HSBCいずれの発表値も上振れしたことで、景気減速の懸念が後退。指数は上げ幅を広げて前引けした。後場も概ね高値圏で推移。ハンセン指数は約7カ月ぶりに2万5000ポイントの大台で引けた。新規口座開設の急増に加え、中国共産党機関紙「人民日報」が上海総合指数の4000ポイント超えの可能性に言及したことで、A株市場が大幅に反発。この流れに乗り、H株指数は1万2500ポイント台に乗せた。

 預金保険制度の5月からの導入や保険会社の運用規制緩和を受け、本土系銀行・保険株が上昇。中国人寿保険(02628.HK)が2.35%高、中国銀行(03988.HK)が2.00%高、交通銀行(03328.HK)が1.05%高など、主だった銘柄が上昇した。A株市場の大商いで業績期待が強まり、証券株が急伸。中信証券(06030.HK)、中国銀河証券(06881.HK)、海通証券(06837.HK)の大手3社がそろって買われた。また、不動産引き締め緩和があらためて買い材料となり、本土系デベロッパーが反発。上海証大(00755.HK)が23.98%高、雅居楽地産(03383.HK)が3.64%高、中国海外発展(00688.HK)が3.19%高、華潤置地(01109.HK)が1.59%高となった。

 また、本土の保険マネー流入の期待感を背景に、特にGEM上場の成長株が動意付いた。ITセクターへの買いが膨らみ、浙大蘭徳科技(08106.HK)が103.07%高、神州数字(08255.HK)が49.61%高、IGG(08002.HK)が15.85%高など。「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想の関連銘柄は前日反落したことで過熱感が和らぎ、本日は急反発した。中国交通建設(01800.HK)が8.79%高、中国鉄建(01186.HK)が8.46%高、中国中鉄(00390.HK)が8.06%高と、インフラ建設の大手3社がそろって買われた。

 一方でディフェンシブな香港系公益株が調整した。中電控股(00002.HK)が2.43%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだほか、電能実業(00006.HK)が1.00%安、香港中華煤気(00003.HK)が0.44%安。本土系では大手百貨店のパークソン(03368.HK)が1-3月期の大幅減益見通しを受けて2.38%安。ヘアケア製品大手の覇王国際(01338.HK)は昨年も赤字から抜け出せず、4.08%安と売られた。(中国部・畦田)

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