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【4月8日の中国本土市場】

2015.04.08 17:36

 主要指数は上海市場がいずれも5営業日連続で上昇。上海総合指数は前日比0.84%高の3994.81ポイント、A株指数は0.84%高の4187.66ポイント、B株指数は0.03%高の315.70ポイントだった。深セン市場はA株指数が8営業日ぶりに下落し、0.71%安の2206.61ポイント。B株指数は0.01%安の1178.86ポイントと、小幅ながらも5日ぶりに反落した。両市場の売買代金は前日比で約1割増加し、概算で1兆5249億元と、歴代最多だった。一方で「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は大幅な売り越しに転じ、売買代金はネットで35億500万元に達した。

 本土市場は約6割の銘柄が値下がりした。IPO(新規公開)企業による募集のピークを来週に控え、利益確定の動きが活発化。今週後半から発表が本格化する1-3月期のマクロ経済指標の下振れも警戒され、特に中小型株や成長株、テーマ株などが幅広く調整した。ベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が売られ、創業板指数は大幅に調整。ITセクターは全般的にさえず、上海宝信ソフト'A'(600845.SS)や中国ソフト(600536.SS)などは、利益確定から大幅安に沈んだ。また、原油高で航空株の一角が調整。成発航空科技(600391.SS)が5.53%安など、軍需関連株が幅広く売られた。このほか、業績不振が続く石炭セクターもさえない。

 一方で、上海総合指数は前場こそ高値警戒感から3900ポイント割れ寸前まで下げたが、後場は一転して堅調に推移。場中では瞬間的に4000ポイントを付ける場面もみられ、終値でも年初来高値を更新した。記録的な売買高を背景に、証券株が続伸。招商証券(600999.SS)が5.35%高、中信証券'A'(600030.SS)が4.18%高、海通証券'A'(600837.SS)が2.92%高と物色された。また、更なる金融緩和が織り込まれ、興業銀行(601166.SS)が3.43%高など、銀行株が上昇。金融セクターが指数の上昇をけん引した。また、原油相場の反発を受け、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.95%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が1.20%高と、両大型石油株が値上がりした。

 B株市場でも利益確定の動きが目立ち、値下がり銘柄の方が多かった。上海B株では上海宝信ソフト(900926.SS)がA株に連れ安となり、下落率1位の4.13%安。清明節連休の終了を受け、観光株の黄山旅行開発(900942.SS)が1.65%安と反落した。それでも地場系不動産株の上海外高橋保税区開発(900912.SS)が上昇率2位の3.91%高と好調。石炭大手の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)も1.16%高で下支えし、指数はかろうじてプラスで引けた。深センB株では家電大手の康佳集団(200016.SZ)が営業赤字の決算を受けて続落。下落率1位の5.71%安に沈み、指数の足を引っ張った。(中国部・畦田)

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