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【4月14日の香港市場】

2015.04.14 18:28

 主要指数は久しぶりに調整。ハンセン指数は前日比1.62%安の2万7561.49ポイント、H株指数は2.23%安の1万4264.81ポイントと、いずれも9営業日ぶりに反落した。レッドチップ指数は10日ぶりの下落で、2.02%安の5218.27ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約1割減少し、概算で2375億9700万HKドルだった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は26億6400万元の買い越しだった。

 ウクライナ情勢の悪化に加え、ギリシャ政府が債務不履行の準備を進めていると外電が報道。欧州リスクがあらためて警戒されると、前日の米国株市場はダウ平均が反落した。外部環境の悪化を受け、本日の香港市場では朝方から利益確定売りが先行。明日発表される中国の1-3月期GDP成長率の7%割れもあり得るとの見方も強まっており、リスク回避の売りも目立った。ハンセン指数は大引けまでマイナス圏で低迷。堅調なA株市場を手がかりに前引けにかけて下げ幅を縮める場面もあったが、後場で再び大きく失速した。

 幅広い銘柄が反落。特に本土系不動産株が大きく売られた。華潤置地(01109.HK)が6.49%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだほか、保利置業(00119.HK)が4.89%安、広州富力地産(02777.HK)が3.48%安、中国海外発展(00688.HK)が3.39%安。前日発表の中国の貿易統計が弱かったことから、貿易関連のセクターも調整した。中国国際コンテナ(02039.HK)は1-3月期の大幅増益見通しも材料視されず、8.26%安で大引け。海運最大手の中国遠洋控股(01919.HK)は7.46%安と大きく売られた。中興通訊(00763.HK)が4.38%安、富智康集団(02038.HK)が4.34%安など、海外売上比率が高いエレクトロニクス株がさえない。

 また、足元の大商いで買われてきた保険・証券株も一旦調整した。前日にハンセン指数構成銘柄の上昇率1位だった香港交易所(00388.HK)は3.96%安と反落し、全体の地合いを冷やした。先週末に上場したばかりの広発証券(01776.HK)は3.39%安。中国銀河証券(06881.HK)が6.53%安、海通証券(06837.HK)が4.78%安と、証券大手が軒並み売られた。

 一方で原油相場の続伸を受け、中国海洋石油(00883.HK)が1.47%高。また、本日は本土系電力株が活況となり、華能国際電力(00902.HK)が5.87%高、華電国際電力(01071.HK)が3.79%高、中国電力国際発展(02380.HK)が1.55%高、大唐国際発電(00991.HK)が0.62%高などと続伸した。個別ではグループ再編にともない特別現金配当を実施すると発表した華大地産(00201.HK)が6.25%高。テレビ大手の創維数碼控股(00751.HK)は大手投資銀行による目標株価引き上げを受け、3.56%高と好調だった。(中国部・畦田)

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