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【4月27日の香港市場】

2015.04.27 18:07

 主要指数はいずれも大幅に続伸し、ハンセン指数は前営業日比1.32%高の2万8433.59ポイント、H株指数は1.74%高の1万4741.20ポイント。レッドチップ指数は5日連続で上昇し、1.36%高の5595.60ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べて約14%増加。概算で1908億7000万HKドルだった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)の買越額は19億2300万元に増加した。

 先週末の欧米株式市場は堅調な企業決算などを追い風に上昇。良好な外部環境が続き、週明けの香港の主要指数も高く寄り付いた。その後はA株市場の急騰が香港でも好材料視され、主要指数は大引けまで堅調に推移。中国が量的緩和(QE)に踏み切るとの観測や、再編を通じて中央企業の数を40前後まで集約するとの憶測が広がり、投資家心理が一段と強気に傾いた。ハンセン指数は2万8000ポイント台を固める展開。主要3指数はいずれも年初来高値を更新している。

 国有大手同士の再編・合併の観測が強まり、思惑買いが各セクターに広がった。石油業界では大手三社に再編狙いの買いが膨らみ、中国石油化工(00386.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる7.16%高、中国石油天然気(00857.HK)が同2位の6.72%高、中国海洋石油(00883.HK)が2.28%高。通信大手三社にも資産注入・再編の観測が伝わり、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が2.83%高、中国移動(00941.HK)が0.86%高、中国電信(00728.HK)が0.66%高。すでに大手同士の合併は鉄道設備業界で進んでおり、関連するインフラ建設業界でも中国中鉄(00390.HK)が7.69%高、中国鉄建(01186.HK)が7.47%高、中国交通建設(01800.HK)が0.66%高と、大手三社が物色された。海運業界でも今月中旬に国有大手4社の統合観測が浮上しており、本日は思惑買いが膨らんだ。中国遠洋控股(01919.HK)が13.10%高、中海コンテナ運輸(02866.HK)が9.11%高、中海発展(01138.HK)が5.07%高、中外運航運(00368.HK)が3.65%高。

 個別では実質支配者によるマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の計画を明らかにした徳祥企業(00372.HK)が3.57%高。東江環保(00895.HK)はA株増資の計画を発表して約1カ月ぶりに売買を再開。売買停止中の好地合いが織り込まれて52.79%高となり、増資による希薄化材料視されなかった。このほか、新疆金風科技(02208.HK)は中間期の大幅増益見通しを手がかりに9.57%高。

 一方で消費セクターがやや軟調。蒙牛乳業(02319.HK)が1.86%安、百麗国際(01880.HK)が1.69%安、中国旺旺(00151.HK)が0.90%安、康師傅(00322.HK)が0.59%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率上位に並んだ。流通大手の聯華超市(00980.HK)は1-3月期の業績低迷から4.72%安。このほか、液晶株の中航国際控股(00161.HK)が4.85%安。1-3月期で赤字に転落したことが嫌気された。(中国部・畦田)

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