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江蘇新城不動産、筆頭株主がB株吸収合併・A株上場を計画

2015.05.11 10:57

 江蘇新城不動産(900950.SS)は9日、同社B株を筆頭株主の新城控股集団股フン有限公司(新城控股)のA株と交換する計画を明らかにした。江蘇新城不動産の株主は保有するB株を手放し、非上場の新城控股のA株を取得。現在の江蘇新城不動産の株主が保有することになる新城控股のA株は、上海証券取引所に上場することになるという。

 日本人を含む海外の投資家が新城控股のA株を取得した場合、「保有」と「売却」のみ可能で、「追加取得」はできない。売却した際は、米ドルで決済されることになる【注意:弊社お客様が取得することになる新城控股のA株も、追加取得はできず、保有と売却のみ可能という扱いになる予定です】。

 株式交換比率の算出に使用する江蘇新城不動産のB株株価は1株あたり1.317米ドルであり、2014年7月30日の終値0.507米ドルを約159.76%上回る。2014年7月30日の基準レートに基づくと、1株あたり8.12元となる。

 一方、新城控股のA株の発行価格は1株あたり9.82元。これに基づき、交換比率は江蘇新城不動産のB株1株につき新城控股のA株0.827株となる。

 こうした株式交換を希望しない江蘇新城不動産の株主に対しては、保有するB株を一定の価格で売却できるオプションが付与される。売却価格は江蘇新城不動産のB株1株につき1米ドル。この現金は常州富域発展有限公司が支払うという【注意:弊社お客様はこのオプションを行使できない可能性があります】。

 株式交換の実施日などは未定。この計画については、株主総会や中国証券監督管理委員会(CSRC)の承認などが必要となる。株主総会は2015年5月25日に開催する予定。これにともない江蘇新城不動産のB株は2015年5月19日から株主総会の決議公告を発表するまで売買停止になると説明している。

 なお、株主交換により、江蘇新城不動産は最終的に新城控股に吸収合併されることになる。また、江蘇新城不動産と新城控股を傘下に置く新城発展(01030.HK)も、同じ内容の情報を開示している。

 同社株は2014年7月31日から売買停止となっていたが、2015年5月11日に取引を再開した。
 
【出所】上海証取サイト上の公告(2015/05/09)

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