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【5月11日の中国本土市場】

2015.05.11 17:22

 主要指数は大幅に続伸。上海市場は上海総合指数が前営業日比3.03%高の4333.58ポイント、A株指数が3.03%高の4539.89ポイント、B株指数が4.12%高の413.93ポイント。深セン市場はA株指数が4.49%高の2482.27ポイント、B株指数が1.94%高の1487.02ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約29%増加し、概算で1兆3840億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買越額がわずか3700万元だった。

 4月の消費者物価指数(CPI)が1.5%の上昇にとどまったほか、生産者物価指数(PPI)の低下も市場予想以上に進み、デフレへの警戒感が強まった。これを受けて中国人民銀行(中央銀行)が日曜日に利下げを発表。預金と貸出の基準金利を0.25ポイント引き下げたほか、預金金利の変動幅を拡大した。利下げはある程度織り込み済みだったことから、週明けの上海総合指数は朝方に4200ポイントを割る場面もあったが、すぐに切り返すと一本調子で上げ幅を拡大。さらなる金融緩和への期待が株価の上昇を後押ししたもようで、後場の中盤で4300ポイントを抜き、本日の高値圏で引けた。幅広い銘柄が買われ、上海市場は全体の9割の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄も8割半に上った。

 上海A株市場では「滬股通」の対象だけでもストップ高が20銘柄を超えた。金利低下を好感し、華遠地産(600743.SS)、華麗家族(600503.SS)など不動産株がストップ高。医薬関連株の上昇も目立ち、復旦復華(600624.SS)、健康元薬業(600380.SS)などがストップ高だった。

 上海B株市場は全面高。B株を親会社のA株と交換する改革案を発表して約9カ月半ぶりに売買を再開した江蘇新城不動産(900950.SS)がストップ高。交換基準となるB株の株価が直近終値に比べ高く設定されたことも追い風となった。これでB株のみを上場している銘柄が改革期待で買われ、上海匯麗建材(900939.SS)、大化集団大連化工(900951.SS)、恒天凱馬(900953.SS)がいずれもストップ高だったほか、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が9.95%高、黄石東貝電器(900956.SS)が9.09%高、上海凌雲実業(900957.SS)が7.71%高だった。深センB株市場も幅広い銘柄が買われた。深セン賽格(200058.SZ)と康佳集団(200016.SZ)がストップ高。値下がりは3銘柄で、うち2銘柄が自動車株だった。(中国部・千原)

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