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【5月13日の香港市場】

2015.05.13 18:09

 主要指数はいずれも続落。ハンセン指数は小幅に下げ、前日比0.57%安の2万7249.28ポイント。H株指数は0.81%安の1万3859.55ポイント、レッドチップ指数は1.21%安の5320.18ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約6%増加し、概算で1442億4700万HKドルだった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は8億6500万元の買い越しだった。

 世界的な国債売りの流れが重しとなり、前日の欧米株市場は軟調に推移。不透明な外部環境を背景に、本日の香港は神経質な地合いに終始した。前場こそ中国の景気対策への思惑買いなどもみられ、ハンセン指数は概ね小高く推移。しかし、後場の中盤でマイナス圏に沈んだ。午後に発表された中国の4月の消費・生産・投資の各指標が弱い内容となり、景気減速への警戒感が強まった。また、本日のA株市場が軟調だった影響から、本土系銘柄が低迷。これを受け、レッドチップ指数は朝方を除いてマイナス圏で推移。大引けまでジリ安となった。中国の1-3月期の資本・金融収支が5000億元近い赤字となり、資本流出への懸念がA株に加えて香港市場の地合いも悪くした。

 4月の中国の発電量が小幅な伸びにとどまり、電力セクターがさえない。華能国際電力(00902.HK)が4.41%安、大唐国際発電(00991.HK)が2.67%安、華潤電力控股(00836.HK)が2.21%安、華電国際電力(01071.HK)が1.07%安。原油相場の反発と人民元の先安観から、中国東方航空(00670.HK)が3.62%安など、航空大手3社がそろって下げた。さらに、本土系不動産株が軟調。華潤置地(01109.HK)は第三者割当増資による希薄化懸念から割当価格付近まで下落し、6.26%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。中国海外発展(00688.HK)は好調な4月の住宅販売額も材料視されず、2.37%安。万達商業地産(03699.HK)もMSCI指数構成銘柄への採用という好材料に関わらず、1.68%安で引けた。

 一方でMSCI指数の構成銘柄に新規採用されたほかの銘柄では買いもみられ、中国海螺創業(00586.HK)が12.13%高、緑葉製薬(02186.HK)が3.54%高、広発証券(01776.HK)が3.01%高。また、ネットゲーム関連の銘柄が好調で、金山軟件(03888.HK)が9.25%高、聯衆国際(06899.HK)が7.14%高、IGG(08002.HK)が4.95%高。網龍(00777.HK)は20.81%高と急伸し、上場来高値を更新した。このほか、食品株が堅調。特に親会社の全体上場の観測から、中糧集団の傘下にある中国糧油控股(00606.HK)と中国食品(00506.HK)が買い進まれた。個別では広告会社の大賀伝媒(08243.HK)が16.66%高。1-3月期で大幅増益となり、好業績を好感する買いが膨らんだ。(中国部・畦田)

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