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【5月19日の香港市場】
2015.05.19 18:14
主要指数はいずれも反発。ハンセン指数は前日比0.37％高の2万7693.54ポイント、H株指数は1.90％高の1万4191.50ポイント、レッドチップ指数は0.41％高の5308.62ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約11％増加し、概算で1360億3400万HKドル。「港股通」（上海市場からの香港株投資）は10億3800万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、米国の低金利政策が続くとの期待から、ダウ平均が3日続伸し、過去最高値を更新。良好な外部環境に加え、上海市場が堅調だったこともあり、本日の香港市場は中国本土系の銘柄を中心に堅調だった。ハンセン指数は朝方こそ下げたものの、その後は小幅高で推移。H株は前場で1万4000ポイントを回復し、後場は高値圏での小動きとなった。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系金融株の上昇が目立った。銀行株では交通銀行（03328.HK）が上昇率1位の2.89％高、中国建設銀行（00939.HK）が1.89％高、中国銀行（03988.HK）が1.36％高、中国工商銀行（01398.HK）が1.36％高。保険株も大幅高となり、中国人寿保険（02628.HK）が上昇率2位の2.86％高、平安保険（02318.HK）が同4位の2.01％高。昨日は大きく下げた本土系不動産株はそろって反発し、華潤置地（01109.HK）が同3位の2.25％高、中国海外発展（00688.HK）が0.69％高だった。
一方、昨日は堅調だった消費関連株の下げが目立った。昨日の上昇率1位だった中国旺旺（00151.HK）が反落し、本日は下落率3位の1.30％安だったほか、百麗国際（01880.HK）が0.98％安、康師傅（00322.HK）が0.73％安。また、昨日の下落率1位だった中国移動（00941.HK）が0.75％安と続落したほか、AIA（01299.HK）が0.85％安、HSBC（00005.HK）が0.66％安となり、これらの大型株がハンセン指数の重荷となった。（中国部・千原）
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