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【5月27日の香港市場】

2015.05.27 19:06

 主要指数は小幅ながらも3営業日ぶりに反落した。ハンセン指数は前日比0.59%安の2万8081.21ポイント、H株指数は0.67%安の1万4701.88ポイント、レッドチップ指数は0.55%安の5340.57ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べて約2割減少し、概算で1575億1500万HKドルだった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)の買越額も減少し、13億9400万元にとどまった。

 米国の年内の利上げ観測やギリシャのデフォルトへの警戒感などがリスクオフに繋がり、前日の米国市場ではダウ平均が大幅に下落した。これにより、本日の香港市場では利益確定の動きが広がり、主要指数はマイナス圏で低迷。また、長江和記(00001)が権利落ちの関係で急落し、ハンセン指数の重しとなった。一方で本土市場や東京市場が比較的堅調だったことから指数の下げ幅は限られ、ハンセン指数は終値で2万8000ポイントを維持している。

 香港有数の財閥である長江グループの大規模再編は近く完了する見通し。長江和記の株主は再編の一環として行われる現物配当で不動産事業会社の株券を受け取る予定だが、本日の権利落ちを迎え、株価が大幅に調整。28.40%安となり、ハンセン指数の足を引っ張った。また、米国の早期利上げへの警戒感から、恒基地産(00012)が2.52%安、太古A(000019)が1.21%安、新鴻基地産(00016)が1.02%安など、ほかの香港財閥系銘柄もさえない。このほか、本土系金融株が低迷。中国で今年3件目となる社債のデフォルトが発生し、将来の不良債権リスクが意識された。重慶銀行(01963)が1.88%安、中国民生銀行(01988)が1.40%安、重慶農村商業銀行(03618)が1.07%安など、中堅の銀行株が下落。中国人寿保険(02628)が2.12%安、中信証券(06030)が2.01%安など、他の金融株も利益確定売りに押された。足元で物色されていた原発関連の銘柄も調整圧力に晒され、東方電気(01072)が2.77%安、中国広核電力(01816)が1.64%安。

 一方で食品セクターが強く、大手の康師傅(00322)が急反発。前日の下落率2位から一転して、本日はハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる6.64%高で引けた。ライバルの中国旺旺(00151)も連れ高し、同3位の1.26%高。このほか、金鉱大手の紫金砿業(02899)が16.38%高と急伸。約1カ月ぶりに売買を再開した同社は、巨額のA株増資と海外鉱山の買収計画を発表し、これが好感された。同業他社も動意付き、霊宝黄金(03330)が9.23%高、中国黄金国際(02099)が4.89%高。さらに北京市政府系鉄鋼大手の傘下企業が再編期待から、首長宝佳(00103)が9.09%高、首長国際(00697)が9.09%高、首長四方(00730)が2.43%高と買われた。(中国部・畦田)
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