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【6月3日の中国本土市場】

2015.06.03 17:34

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.01%安の4909.97ポイント、A株指数が0.01%安の5141.17ポイントと、小幅ながらも3営業日ぶりに反落した。B株指数も4日ぶりに下落し、0.65%安の532.60ポイント。一方の深セン市場はA株指数が僅差で4日続伸となり、0.38%高の3182.98ポイント。対照的にB株指数は0.33%安の1601.81ポイントと、4日ぶりに小反落した。両市場の売買代金(速報値)は前日比で約2%増加し、概算で1兆9759億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は2億1800万元の買い越しにとどまった。

 本土市場は概ね神経質な地合いだった。上海総合指数が5000ポイントの大台に向けて視界が開けたことで、投資家は高値警戒感を意識。折しも中国人民銀行(中央銀行)による担保付き補完貸出(PSL)を通じた資金供給に関して、実際の実施規模が2600億元程度に過ぎなかったことが明らかになると、失望感から利益確定売りに押され気味の展開。さらにIPO(新規公開)にともなう需給悪化も相場の重しとなった。一方で先週A株市場に流入した海外マネーが2000年以来の規模に膨らんだと伝わり、引き続き買い進む動きもみられた。売り買いが交錯し、両市場の値下がり数は値上がりをやや上回る程度。上海総合指数は4900ポイントを上値にもみ合い、かろうじて同台を維持しプラスで引けた。

 中国南車'A'(601766)の売買再開が決まり、鉄道設備の大手同士の合併は無事完了の運びとなった。これが好感され、インフラ建設関連株が上昇。中国中鉄'A'(601390)が8.68%高、中国鉄建'A'(601186)が6.71%高、中国交通建設'A'(601800)が3.89%高など、さらなる再編への思惑買いもみられた。北京市の公的住宅ローンの規制緩和もあり、北京首都開発(600376)がストップ高、鳳凰置業(600716)が6.39%高など、不動産株が堅調。このほか、中東呼吸器症候群(MERS)流行への警戒感が医薬・バイオ株への思惑買いに繋がり、天壇バイオ(600161)、人民同泰医薬(600829)などがストップ高。一方で、ハイテク関連株が総じて軟調。四創電子(600990)が9.58%安、華東電脳(600850)が6.77%安、億陽テレコム(600289)が5.30%安。電力需要の低迷が警戒され、浙江浙能電力(600023)が6.57%安、上海電力(600021)が3.79%安など、電力株が利益確定売りに押された。

 B株市場は調整圧力がより強く、値下がりが60銘柄を超えた。上海B株では地場系の不動産株が大幅に調整。上海陸家嘴金融貿易区開発(900932)が3.24%安、上海金橋輸出加工区開発(900911)が2.86%安、上海外高橋保税区開発(900912)が1.91%安と、大手3社がそろって値下がりした。一方の深センB株では深セン物業発展(200011)が下落率2位の2.89%安となるものの、深セン特区不動産(200029)は上昇率1位の3.19%高と明暗が分かれた。(中国部・畦田)
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