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【6月12日の香港市場】

2015.06.12 18:05

 主要指数はいずれも続伸。ハンセン指数は前日比1.38%高の2万7280.54ポイント、H株指数は1.75%高の1万3984.00ポイント、レッドチップ指数は2.07%高の5050.41ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約6%増加し、概算で1315億2900万HKドルだった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は9億4700万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、米国小売売上高を材料に、ダウ平均が小幅に続伸。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付き、その後も堅調に推移。終盤で一段高となり、本日の高値圏で引けた。ハンセン指数は4日ぶりに終値で2万7000ポイントを回復。レッドチップ指数も4営業日ぶりに終値を5000ポイント台に乗せた。H株指数は後場で1万4000ポイントを抜く場面もあったが、終値での大台回復とはならなかった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株がそろって大幅高。華潤置業(01109.HK)が上昇率1位の5.18%高、中国海外発展(00688.HK)が同4位の3.62%高。中国本土の1-5月の住宅販売額が前年同期比で3.1%増となり、昨年1月以来のプラス成長となったことが材料視された。不動産販売額は大都市で伸びたが、中小都市では落ち込んでおり、二分化が進んでいるという。大都市での開発を強みとする国有系の大型デベロッパーを推奨するアナリストの意見が報道され、これも追い風となったもようだ。また、香港交易所(00388.HK)が上昇率3位の3.63%高。満期到来の5億米ドルに上る転換社債(CB)がすべて株式に転換されたことを好感した。

 本土系保険会社も買われ、平安保険(02318.HK)が2.77%高、中国人寿保険(02628.HK)が2.25%高。保険会社の優先株発行が近く実施されるとの報道が手がかりとなった。中央政府系企業の再編をめぐる観測から、招商局国際(00144.HK)が2.39%高、華潤創業(00291.HK)が2.34%高。このほか幅広い銘柄が買われ、値下がりはわずか4銘柄だった。

 そのほかの銘柄では、遠見控股(00862.HK)が36.66%高。新株の発行などについて第三者と協議中であることを明らかにし、これが材料視された。中視金橋(00623.HK)は23.79%高。筆頭株主が交代する可能性を発表したことが手がかりとなった。卜蜂国際(00043.HK)は6.50%高。子会社のスピンオフ上場と現物配当の日程が明らかとなり、買いが集まった。中央政府系企業の再編期待から、コフコグループ系の企業が大幅高。中国糧油控股(00606.HK)が8.71%高、中国食品(00506.HK)が4.09%高、中糧包装(00906.HK)が4.84%高だった。(中国部・千原)

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