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【7月14日の中国本土市場】

2015.07.14 17:49

 主要指数は深センA株を除いて4営業日ぶりに反落した。上海市場は上海総合指数が前日比1.15%安の3924.48ポイント、A株指数が1.15%安の4111.75ポイント、B株指数が1.59%安の362.98ポイント。深セン市場はA株指数こそ1.39%高の2248.07ポイントと4日続伸したが、B株指数は0.94%安の1301.13ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約13%増加。概算で1兆3220億元に達した。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は引き続き売り越しとなったが、売越額は10億4700万元に減少した。

 昨日よりは減少したもの、本日も両市場で800以上の銘柄が売買を停止。依然として低い流動性のなか、取引銘柄に売り買いが交錯し、上海総合指数はやや不安定な値動きになった。前場半ばにかけて上げ幅を広げ、4000ポイントの大台に乗せる場面もみられた。一方で後場半ばでは下げ幅を広げ、3900ポイントを割り込んだ。最終的に反落したが、3900ポイント台は維持した。ギリシャ債務問題が一応の決着をみて、外部環境が好転。中国の主要貿易相手国である欧州の景気リスクが後退し、地合いを下支えした。さらに先週半ばまでの急落の反動から、本日も自律反発狙いの買いが目立った。

 両市場の値上がり数は1400を超え、一部報道によると、そのうち900近くがストップ高だった。亜宝薬業(600351.SS)、上海第一医薬(600833.SS)など、医薬株にストップ高が目立った。不動産株も連騰し、上海金橋輸出加工区開発'A'(600639.SS)は筆頭株主の現物出資の完了も手がかりとなり、ストップ高。

 一方で4-6月期GDP成長率の発表を明日に控え、景気敏感株の一角が大幅安。特に投資の低迷が警戒され、インフラ投資関連の銘柄が下落した。中国交通建設'A'(601800.SS)や中国鉄建'A'(601186.SS)、中国中鉄'A'(601390.SS)、中国中車'A'(601766.SS)、中国電建(601669.SS)など、建設大手が軒並み大きく反落した。石油株も戻り売りに押され、中石化石油工程技術服務'A'(600871.SS)は中間期の赤字見通しを手がかりにストップ安で大引け。金融株も全体的に弱く、これら大型国有株が指数の足を引っ張った。

 また、B株市場でも戻り売りが活発化。全体では値下がり銘柄の方が多かった。上海B株では大型株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が7.21%安と売り込まれ、指数の下げ幅を広げた。深センB株では長安汽車(200625.SZ)が連日の調整に見舞われ、6.34%安で指数の足を引っ張った。(中国部・畦田)

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