中国株ニュース 詳細

【7月29日の中国本土市場】

2015.07.29 18:02

 主要指数はA株が4営業日ぶりに反発。B株も続伸した。上海市場は上海総合指数が前日比3.44%高の3789.16ポイント、A株指数が3.44%安の3969.36ポイント、B株指数が1.87%高の366.42ポイント。深セン市場はA株指数が4.13%高の2300.33ポイント、B株市指数が1.55%高の1251.40ポイントだった。両市場の売買代金は概算で1兆806億元とかろうじて1兆元台を維持したが、前日比で17%も減少した。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は再び売り越しとなり、売越額は4億8700万元だった。

 本土市場は本日も不安定な相場となり、上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合った。だが、後場半ばから地合いが一転。再び上げに転じると、大引けにかけて一本調子で上昇した。節目の3700ポイントを一気に抜き去り、3800ポイントを目前に大引け。3営業日連続で急落していたが、本日で止めることができた。両市場全体の値下がり数は100以下という少なさ。幅広いセクターが買い戻された。本日の急反発の背景として、現地では◇証券当局による度重なる株価維持策(PKO)維持の声明が効果を表し、個人投資家のパニック売りが和らいだ、◇上場企業の中間決算見通しが概ね良好であり、一部企業では手厚い配当も予想されること、◇一昨日の記録的下げにより値ごろ感が出てきた、◇鉄鋼業界の第13次5カ年計画(16~20年)の大枠が固まり、再編の加速が盛り込まれる見通しとなったことから、国有企業を中心に再編観測が高まった、◇前日の米国株市場や原油相場が反発するなど、外部環境が一定程度改善した―――などがあげられている。

 海運大手の中海発展'A'(600026)が財政部から補助金を受領したと発表。上期だけでなく下期の業績にもポジティブと説明し、ストップ高で引けた。業績改善を織り込む買いが同業他社にも入り、中国遠洋控股'A'(601919)、中海コンテナ運輸'A'(601866)、中遠航運(600428)がストップ高。さらに海運も含む国有企業改革の関連セクターが急反発。特に重工株に買いの矛先が向かい、第一重型(601106)や船舶重工(601989)、中航重機(600765)、中国船舶(600150)、中船防務'A'(600685)などもストップ高で引けた。第13次5カ年計画の大枠が固まったと伝わった鉄鋼セクターでも、武漢鋼鉄(600005)が7.77%高、馬鞍山鋼鉄'A'(600808)が6.17%高。

 一方で金融セクターが概ねさえなかった。南京銀行(601009)は2桁増益の中間決算を受けて2.30%高で引けたものの、他の銀行株には業績下振れへの警戒感が広がり、中信銀行'A'(601998)が1.09%安、中国銀行'A'(601988)が0.85%安。このほか、航空大手の中国国際航空'A'(601111)が5.29%安。A株増資による希薄化が嫌気された。

B株市場も前日に続いて押し目買いが殺到し、値下がりは合計で5銘柄にとどまった。上海B株では化学メーカーの丹化化工(900921)がストップ高。中間期で株式分割(無償交付)を実施する可能性が浮上し、これが好感された。地合いの良さに助けられ、中間期の大幅減益見通しを明らかにした華新セメント(900933)も1.11%高で引けた。深センB株では地場系の中小型株が好調。深セン中国自転車(200017)が9.27%高で上昇率1位になったほか、深セン中冠紡織印染(200018)も同3位の5.16%高で引けた。(中国部・畦田)
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