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【7月31日の香港市場】

2015.07.31 18:20

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は反発し、前日比0.56%高の2万4636.28ポイント。H株指数は小幅に続落し、0.05%安の1万1131.68ポイント。レッドチップ指数は4日続伸し、0.42%高の4421.12ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約3%減少し、概算で777億3300万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は6000万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、企業決算が重荷となり、ダウ平均が小幅に反落。ただ、利上げへの警戒感が和らいでいることから、売りは限られた。こうした外部環境のなか、本日の香港市場は主要指数が高く寄り付いた。上海市場は総じて軟調だったが、香港市場では非本土系銘柄が堅調だったことで、ハンセン指数が概ねプラス圏で推移。H株指数は朝方から総じて小幅高だったが、金融株や石油株の一角が売りに押された影響で、後場の中盤で下げに転じた。レッドチップ指数は前日終値を挟んで一進一退だった。

 月末であることからドレッシング買いが入ったもようで、いずれの指数も終了間際にやや大きく動いた。7月のCFLP製造業PMIの発表を控えて様子見ムードが強く、売買代金は低水準にとどまった。上海市場の急落を受け、7月は香港市場も大きく調整。月間下落率はハンセン指数が6.14%、H株指数が14.24%、レッドチップ指数が9.34%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株が反発。銀河娯楽(00027.HK)が5.62%高、サンズチャイナ(01928.HK)が4.25%高となり、上昇率1~2位に並んだ。マカオ政府が7月のカジノ収益を近く発表する予定だが、これを前に減収率の縮小に期待する買いが入ったもようだ。また、株式市場の不安定さが増していることを背景に、ディフェンシブな公益株の上昇が目立った。昨日に引き続き、時価総額の大きな通信株が堅調。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が上昇率4位の2.43%高、中国移動(00941.HK)が1.60%高。香港系では電力会社の電能実業(00006.HK)が上昇率3位の3.10%高だった。米国の利上げへの警戒感が緩んだことで、香港系の不動産株なども堅調だった。

 一方、本土系大型株の下げが目立った。石油株では中国石油天然気(00857.HK)が1.28%安、中国海洋石油(00883.HK)が1.13%安。保険株では中国人寿保険(02628.HK)が1.21%安、平安保険(02318.HK)が0.33%安。銀行株では中国工商銀行(01398.HK)が0.37%安だった。(中国部・千原)

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