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【8月6日の中国本土市場】

2015.08.06 17:31

 主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が前日比0.89%安の3661.53ポイント、A株指数が0.89%安の3836.13ポイント、B株指数が1.00%安の342.04ポイント。深セン市場はA株指数が0.69%安の2211.20ポイント、B株指数が0.45%安の1207.00ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約26%減少し、概算で7071億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は3億4800万元の買い越しだった。

 上海市場は幅広い銘柄に売りが出て、上海総合指数が大きく下げて寄り付いた。その後は大型株などを中心に買いが入り、徐々に下げ幅を縮小。前場の中盤で上げに転じ、3700ポイントを回復する場面もあった。だが、積極的な買いは続かず、昼休みを挟み、前日終値付近で一進一退。後場の中盤で売りに押された。上海市場は全体の5割半の銘柄が下落。深セン市場の下落銘柄は全体の4割半だったが、上昇銘柄が3割あまりにとどまった。

 6~7月の大幅調整を経て、新参の投資家を中心に株離れの動きが出ているもよう。売買代金は3月中旬以来の水準に減少。株価の回復が進まない一方で、相対的に低リスクと投資家に認識されている理財商品の売れ行きが好調という。昨日に続いて時価総額の大きな銀行株、石油株、保険株が下落し、上海総合指数の重荷となった。こうしたなか同済科技(600846.SS)がストップ高など、リチウム電池関連の銘柄が堅調。電気自動車(EV)の関連銘柄も大幅高だった。中国本土の電気自動車の生産台数が、7月は前年同月比で大幅増になったことが報道され、これを好感したもようだ。このほかチベットや国産ソフトウエアの関連銘柄などが堅調だった。15年6月中間決算を発表した銘柄では、大幅増益の蘭州蘭石重型装備(603169.SS)がストップ高だった。

 上海B株市場の下落銘柄は全体の8割近くに達した。上海大名城(900940.SS)が2日連続でストップ安に沈んだ。深センB株市場は全体の5割の銘柄が下落した。15年6月中間決算が36.14%増益だった無錫小天鵝(200418.SZ)が0.45%高だった。(中国部・千原)

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