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【8月7日の香港市場】

2015.08.07 18:07

 主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前日比0.72%高の2万4552.47ポイント、H株指数は1.21%高の1万1227.94ポイント、レッドチップ指数は0.42%高の4395.03ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約6%増加し、概算で713億5800万HKドル。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は4億400万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、ダウ平均が6日続落。原油相場の下落を嫌気したほか、米雇用統計の発表が迫り、手控えムードも強かった。外部環境は引き続き低調だが、本日の香港市場は主要指数が前日終値付近で寄り付くと、本土市場で買いが先行したことを追い風に、朝方から上げ幅を広げた。前場の中盤からはやや上げ幅を縮めたものの、総じて堅調に推移した。中国政府の株価対策が大規模になるとの報道が流れ、本土系銘柄を中心に買われた。売買代金は3日ぶりに700億HKドルを超えた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日は軟調だったエネルギー関連株が総じて反発。神華能源(01088.HK)が上昇率1位の4.17%高だったほか、崑崙能源(00135.HK)が1.12%高だった。香港交易所(00388.HK)は深セン証券取引所との株式相互取引が年内に始まると広東省深セン市の関係者が発言したことを好感し、上昇率2位の3.41%高だった。マカオのカジノ株は収益回復期待から続伸し、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率3位の3.35%高、サンズチャイナ(01928.HK)が1.58%高。本土系金融株も堅調で、交通銀行(03328.HK)が上昇率4位の2.50%高だったほか、平安保険(02318.HK)が1.73%高、中国銀行(03988.HK)が1.43%高、中国建設銀行(00939.HK)が1.42%高だった。金融業や不動産業の減税効果が見込まれる税制改革案が近く発表されると報道され、これが材料視されたもようだ。これまでサービス業の収益に対して課されていた営業税が、費用控除が可能な増値税(付加価値税)に切り替わる見込み。

 一方、消費関連株の下げが目立った。百麗国際(01880.HK)が下落率1位の2.22%安、中国旺旺(00151.HK)が同3位の1.30%安だったほか、蒙牛乳業(02319.HK)が1.03%安。時価総額の大きなHSBC(00005.HK)は反落し、0.49%安だった。

 15年6月中間決算の見通しを発表した銘柄では、25~35%増益の華電国際電力(01071.HK)が1.69%高、大幅増益の中国航天国際(00031.HK)が2.96%高だった。(中国部・千原)

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