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【8月10日の中国本土市場】

2015.08.10 17:31

 主要指数はいずれも大幅に続伸。上海市場は上海総合指数が前営業日比4.91%高の3928.41ポイント、A株指数が4.92%高の4115.72ポイント、B株指数が4.60%高の367.19ポイント。深セン市場はA株指数が4.49%高の2380.29ポイント、B株指数が1.95%高の1246.49ポイント。両市場の売買代金は概算で1兆2274億元に達し、先週末比で37%も増加。7営業日ぶりに1兆元台を回復した。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は引き続き買い越しだったが、買越額は3億4200万元に縮小した。

 週明けの本土市場は全面高の様相。300近くの銘柄がストップ高を記録した一方、値下がりはわずか9銘柄だった。前日までに発表された中国の7月の経済指標は生産者物価指数(PPI)や輸出入が下振れするなど、景気低迷を裏付ける内容。もっとも、景気先行きの不透明感も政府の株価維持策(PKO)や国有企業改革の観測などが打ち消し、先週末に続いて自律反発狙いの買いが膨らんだ。上海総合指数は高く寄り付くと、大引けまで順調に上げ幅を拡大。一気に3900ポイント台を回復した。証券取引所が空売り規制を強化。さらに証券金融会社による総額2000億元規模の買い支え策が始まったとみられ、買い安心感が広がった。

 大型国有株が軒並み急騰した。国有海運大手2社の傘下上場企業が本日から一斉に売買を停止。これを受け、海運業界を皮切りに国有企業同士の再編が加速するとの観測が台頭した。さらに国務院が国有企業の改革プランを承認したとの消息筋情報が伝わったことも、買いに拍車をかけた。海運再編の思惑買いが関連する他業種にも広がり、長江投資(600119)、錦州港務'A'(600190)、大連港'A'(601880)などがストップ高。国有企業再編の候補として、造船、建設、鉄鋼などの業界が浮上しており、武漢鋼鉄(600005)、中国船舶(600150)、中船防務'A'(600685)、中国中鉄'A'(601390)などがストップ高で引けた。さらに政府のPKOを手がかりに証券株が急伸。最大手の中信証券'A'(600030)がストップ高となった。加えて民営企業セクターも好調。永輝スーパー(601933)は電子商取引大手の京東商城(JD.com)による資本参加の計画を明らかにし、ストップ高まで買い進まれた。

 B株市場もA株に連れ高。上海B株は全面高となり、深センB株も値下がりは3銘柄にとどまった。上海B株では国務院が直轄する中央企業の傘下にある東方通信(900941)がストップ高、上海普天郵通科技(900930)が7.58%高。上海市政府傘下の上場企業も急騰し、上海錦江国際トラベル(900929)と上海オートメーション器具(900928)がストップ高、上海儀電電子(900901)が9.69%高となった。深センB株も多くの銘柄が急伸。一方で長安汽車(200625)が逆行安となり、2.50%安に沈んだ。(中国部・畦田)
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