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【8月10日の香港市場】

2015.08.10 18:15

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は小反落し、前営業日比0.12%安の2万4521.12ポイント。H株指数は0.56%高の1万1291.66ポイント、レッドチップ指数は0.99%高の4438.98ポイントと、いずれも小幅に続伸。メインボードの売買代金は先週末に比べ約13%増加し、概算で802億7900万HKドル。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は8億1200万元の買い越しだった。

 先週末のニューヨーク市場は、雇用統計で労働市場の改善が確認されたことで、利上げへの警戒感が再び強まり、ダウ平均が7日続落。原油相場が下落し、世界的な景気減速への懸念も意識された。引き続き低調な外部環境に加え、週末に発表された7月の中国の貿易統計が、輸出入いずれもマイナス成長だったこともあり、本日の香港市場は売りが先行。主要指数は低く寄り付いた。香港市場の投資家が意識する上海市場は、中央政府系国有企業の改革・再編を材料に、上海総合指数が寄り付きから一本調子で上げ幅を拡大。これが追い風となり、香港市場でも中央政府系の銘柄が買われ、H株指数とレッドチップ指数は前場で上げに転じた。一方、米国が利上げを実施すれば、香港ドル金利も連動して上昇することから、香港地場系の銘柄が総じて軟調。これが重荷となり、ハンセン指数は小幅安で引けた。

 国務院が国有企業改革案を承認したと外電が報道。これに合わせるかのように、中央政府系の二大国有海運企業の傘下にある複数の上場企業が株式の売買を停止し、改革・再編への期待感が高まった。これを受け、食品、設備など幅広い中央政府系の香港上場銘柄が物色された。ハンセン指数の構成銘柄の中央政府系では、招商局国際(00144)が3.37%高、中国聯合網絡通信(香港)(00762)が3.18%高、神華能源(01088)が2.80%高など。このほかでは香港交易所(00388)が深セン証券取引所との株式相互取引を手がかりに、2.82%高と続伸。マカオのカジノ株も割安感から続伸し、サンズチャイナ(01928)が上昇率1位の3.98%高、銀河娯楽(00027)が0.40%高だった。

 一方、原油相場の下落を嫌気し、石油株が軟調。崑崙能源(00135)が下落率2位の2.36%安と反落したほか、中国海洋石油(00883)が0.93%安。消費関連株の主な銘柄が下げ、百麗国際(01880)は3.03%安となり、先週末に続いて下落率1位だった。時価総額の大きなHSBC(00005)は続落し、1.61%安。米国の利上げへの警戒感から、香港地場系銘柄の下げも目立った。また、本土銀行株も軟調で、交通銀行(03328)が1.57%安。豚肉価格の上昇を背景に、7月の消費者物価指数(CPI)が上振れしたことから、金融緩和の動きが停滞することへの懸念が高まった。本土系の石油株や銀行株の下げは、ハンセン指数だけではなく、H株指数の重荷となった。

 そのほかでは、国有企業改革への期待から、中船防務(00317)が16.93%高、哈爾濱電気(01133)が15.63%高など、上昇率が2ケタに達した銘柄もあった。(中国部・千原)
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