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【9月15日の中国本土市場】

2015.09.15 17:18

 主要指数はそろって大幅安。上海市場はいずれも続落し、上海総合指数が前日比3.51%安の3005.17ポイント、A株指数が3.52%安の3148.23ポイント、B株指数が1.10%安の286.68ポイント。深セン市場はA株指数が大幅に続落し、4.99%安の1652.14ポイント。B株指数は4日続落し、1.06%安の1016.14ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約30%減少し、概算で4776億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は11億1700万元だった。

 上海市場は売りが先行し、上海総合指数は3100ポイント割れで寄り付いた。前場は3050ポイント付近で横ばいとなり、後場に入ると下げ幅を広げた。終値は6営業日ぶりに3100ポイントを割り込んだが、かろうじて3000ポイント割れは回避した。上海市場の下落銘柄は全体の8割に上った。深セン市場も全体の8割近くの銘柄が下落した。

 週末に発表された固定資産投資や工業生産の下振れが引き続き嫌気されたほか、今年の7%成長は困難と全国人民代表大会(全人代)の関係者が発言したと外電が報じ、中国経済の先行き不透明感が幅広い銘柄の売りにつながった。また、米国の利上げに対する警戒感が強まっているうえ、10月の国慶節連休や中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が意識される時期に入り、様子見ムードが強かった。両市場の売買代金は約7カ月ぶりに5000億元を割り込んだ。

 上海A株市場では、軍需、チベット、スポーツなどの関連銘柄で下げがきつかった。こうしたなか政府の買い支えで、大型銀行株の一角しっかり。交通銀行'A'(601328.SS)が1.42%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.63%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.44%高となり、上海総合指数の3000ポイント割れ回避に貢献した。

 上海B株市場は全体の8割半の銘柄が下落した。深センB株市場の下落銘柄は全体の9割近くに達した。(中国部・千原)

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