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【9月17日の中国本土市場】

2015.09.17 17:24

 主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比2.10%安の3086.06ポイント、A株指数が2.10%安の3232.80ポイント、B株指数が2.12%安の298.70ポイント。深セン市場はA株指数が1.48%安の1734.18ポイント、B株指数が1.60%安の1029.86ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約23%増加し、概算で6980億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も買い越しとなったが、買越額は4億500万元に減少した。

 上海総合指数は昨日の大幅高の反動もあり、低く寄り付いた。政府の買い支えもあり、徐々に下げ幅を縮小。上げに転じ、前場を終了した。後場寄りからも堅調に推移していたが、3200ポイントを抜いたとたんに戻り売りが膨らみ、終盤のわずか30分ほどで約120ポイント下げ、本日の最安値付近で引けた。最近の商いの低迷に表れているように、投資家の株離れ傾向が強まっているなか、上海総合指数が大台を回復したことで、売り注文が殺到したもようだ。

 上海市場の下落銘柄は全体の7割半に上った。深セン市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。上海A株市場は主力の銀行株、石油株、保険株が軒並み下落。中国証券監督管理委員会(CSRC)の幹部が紀律違反の疑いで調査を受けていることが明らかにとなり、証券株も大幅安だった。こうしたなかビッグデータ関連の華勝天成(600410.SS)がストップ高。金属、航空機、鉄道車両などの関連銘柄も堅調だった。

 上海B株市場はほぼ全面安となり、上昇はオルドスリソーシズ(900936.SS)の0.36%高のみ。深センB株市場は8割あまりの銘柄が下落した。(中国部・千原)

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