内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【9月17日の香港市場】

2015.09.17 17:52

 主要指数はハンセン指数が小幅に反落し、前日比0.51%安の2万1854.63ポイント。一方でH株指数は0.60%高の9964.17ポイント、レッドチップ指数は0.24%高の4073.24ポイントと、小幅ながらも続伸した。メインボードの売買代金は前日比で約8%増加し、概算で898億8700万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額は1億6800万元にとどまった。

 前日の米国市場ではダウ平均が続伸。発表された8月の米国の物価統計が弱い内容になり、利上げ先送りの可能性が一段と高まった。さらに前日の上海市場が急伸したことも買い安心感につながり、本日の香港市場では引き続き買い戻す動きが目立った。主要指数は小高く寄り付くと、その後も堅調に推移。概ね後場初めで本日の高値を付けた。もっとも、上海総合指数が失速して下げに転じると、香港の主要指数も一気に上げ幅を縮小。ハンセン指数は結局、小幅ながらも下げに転じて引けた。一方のレッドチップとH株指数の両指数はもみ合いながらも、終値をプラス圏に乗せることができた。

 中国の石油製品価格の引き上げを受け、航空株が下落。中国東方航空(00670.HK)が3.92%安、中国国際航空(00753.HK)が2.25%安に沈んだ。自動車ディーラ株も売りに押され、宝信汽車(01293.HK)が7.40%安、中国美東汽車(01268.HK)が6.45%安、中国永達汽車(03669.HK)が4.65%安。港湾セクターも軟調だった。招商局国際(00144.HK)は競合他社などと共同でトルコのコンテナターミナルに出資する計画を発表したが、プロジェクト成功への不透明感から、2.18%安でハンセン指数構成銘柄の下落率3位に沈んだ。このほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を明日未明(日本時間)に控え、香港系不動産株が軟調。9月の利上げの懸念は拭い切れず、恒隆地産(00101.HK)が2.12%安、恒基地産(00012.HK)が1.94%安、信和置業(00083.HK)が1.87%安、新鴻基地産(00016.HK)が1.06%安と、主だったデベロッパーが下げた。

 一方でビール業界に再編観測が浮上し、大手の青島ビール(00168.HK)が8.61%高。ライバルの華潤創業(00291.HK)も4.07%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率2位になった。また、ITセクターが堅調。聯想集団(00992.HK)は携帯電話端末の海外での販売拡大が織り込まれ、上昇率1位の5.73%高。同業の中興通訊(00763.HK)も2.86%高だった。鉄道インフラ関連株も上昇。中国勢が初めて米国の高速鉄道建設に参画する可能性が高まり、中国交通建設(01800.HK)が2.03%高、中国中車(01766.HK)が1.32%高、中国鉄建(01186.HK)が1.24%高だった。個別では資源商社大手のグレンコア(00805.HK)が10.81%高と急騰。増資による巨額の資金調達の完了が好感された。(中国部・畦田)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。