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【9月25日の中国本土市場】

2015.09.25 17:17

 主要指数は深センB株だけが反発し、残りは反落した。上海市場はいずれも反落し、上海総合指数が前日比1.60%安の3092.34ポイント、A株指数が1.60%安の3239.04ポイント、B株指数が1.30%安の308.00ポイント。深セン市場はA株指数が大幅に反落し、3.45%安の1774.91ポイント。B株指数は3日ぶりに小反発し、0.06%高の1025.52ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約2%増加し、概算で5618億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は中秋節連休にともない、本日から28日まで停止し、29日から再開する予定。

 上海総合指数は小安く寄り付き、前場の中盤で上げに転じたところで戻り売りに押され、3100ポイントを割り込んで前引けとなった。後場は下げ幅を縮める場面もあったが、終盤で再び売りに押された。終値は5日ぶりに3100ポイントを割った。上海市場の下落銘柄は全体の8割近くに上った。深セン市場も全体の7割半が下落した。週末に加え、10月1日からの国慶節連休を控えていることから、商いは閑散。こうしたなか株式IPO(新規公開)の準備が再開されたという噂が広まり、投資家心理が悪化した。なお、当局はこの噂を否定している。

 上海A株市場では新素材グラフェンの関連株が逆行高となり、方大炭素(600516.SS)が6.95%高、華麗家族(600503.SS)が0.21%高。政府がグラフェン産業の支援に注力すると報道され、これが材料視された。また、国有企業改革の関連銘柄が物色され、洛陽玻璃'A'(600876.SS)がストップ高。このほか時価総額の大きな銀行株や石油株のほか、環境関連株が堅調だった。一方、ネットワークセキュリティ関連株の下げが目立ち、中国ソフト(600536.SS)がストップ安。証券株も軒並み売られた。

 上海B株市場は全体の9割半の銘柄が下落し、上昇したのは2銘柄のみ。深センB株市場の下落銘柄は全体の8割あまりに上り、上昇したのは5銘柄にすぎなかったが、時価総額の大きな招商局地産控股(200024.SZ)がストップ高となり、深センB株指数はわずかに上昇した。招商局地産控股の株式をめぐっては、上場予定の招商局蛇口工業区股フン有限公司の株式と交換する計画が進んでいる。(中国部・千原)

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