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【10月13日の中国本土市場】

2015.10.13 17:15

 主要指数は深センB株を除いて5日続伸した。上海市場はいずれも5日続伸し、上海総合指数が前日比0.16%高の3293.23ポイント、A株指数が0.16%高の3449.14ポイント、B株指数が0.89%高の335.82ポイント。深セン市場はA株指数が5日続伸し、1.05%高の1994.70ポイント。B株指数は5日ぶりに小反落し、0.11%安の1134.70ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約17%減少し、概算で7664億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は3億1300万元の売り越しだった。

 昨日の上海総合指数は約1カ月ぶりに終値で3200ポイントを回復。市中銀行が保有する貸付資産を担保に中国人民銀行(中央銀行)から融資を受けることができる制度が、昨年から山東省と広東省のみで実施されていたが、これがその他の9省・直轄市でも広がることが材料視された。また、第13次5カ年計画について話し合う中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が今月26日から始まると発表されたことで、政策への期待感も高まった。

 昨日までの4日続伸で上値抵抗線だった3200ポイントを抜いたことから、本日の上海総合指数は売りが先行。取引時間中に発表された9月の貿易統計は、輸出が3カ月連続のマイナス成長となったものの、減少率は市場予想よりも小さかった。一方、輸入のマイナス成長は市場予想よりも悪化し、内需の落ち込みなどが意識された。だが、5カ年計画のテーマになりそうなセクターに買いが入り、上海総合指数は下げ幅を縮小。後場では前日終値を挟んで一進一退となり、小幅高で引けた。

 上海市場と深セン市場のいずれも全体の6割の銘柄が上昇。5カ年計画を手がかりに、電気自動車(EV)充電スタンド関連株が幅広く買われ、国電南京自動化(600268.SS)がストップ高。インターネット、ビッグデータ、国産ソフトウエア、ネットワークセキュリティなどの関連銘柄も、総じて大幅高だった。

 上海B株市場の上昇銘柄は全体の9割近くに達した。深センB株市場は上昇銘柄の方がわずかに多かったが、時価総額の大きな自動車株などが売られ、深センB株指数は小幅安となった。(中国部・千原)

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