内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【11月4日の香港市場】

2015.11.04 18:09

 主要指数はそろって大幅続伸。ハンセン指数は前日比2.14%高の2万3053.57ポイント、H株指数は2.69%高の1万560.74ポイント、レッドチップ指数は2.50%高の4240.85ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約74%増加し、概算で1120億9600万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は5億1600万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、原油相場の上昇やハイテク企業の決算を好感し、ダウ平均が続伸。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。朝方にかけて主要指数はいずれも上げ幅を急拡大。今年は「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)も始めなければならないという中国人民銀行(中央銀行)トップの談話が、同行のウェブサイトに掲載され、これをメディアが大きく報道。「深港通」が年内に始まるとの見方が広がった。

 香港市場では本土マネーの流入に対する期待が高まり、幅広い銘柄が買われた。中国本土市場も海外マネー流入への期待が高まり、上海や深センの株価指数が急騰した。ただ、午後になって、この談話は5月下旬のものという注意書きがウェブサイトに記載された。株価の急騰を受け、談話文をめぐる誤解を修正する狙いとみられ、香港側の関係者も「深港通」についての話し合いは最終合意に達していないとコメント。これを受け、香港の主要指数は後場で上げ幅を縮めた。だが、上海総合指数が高値引けする勢いだったことから、香港市場でも期待感が持続し、主要指数は大幅高で引けた。ハンセン指数は6日ぶりに終値で2万3000ポイントを回復。「深港通」への期待から、売買代金は約1カ月ぶりに1000億HKドルを超えた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、香港交易所(00388.HK)が上昇率4位の4.70%高。「深港通」への期待感から、一時は上昇率が9%を超えたが、談話が5月下旬だったことが分かり、上げ幅を縮めた。原油相場の上昇を好感し、本土系エネルギー株の上昇が目立った。中国海洋石油(00883.HK)が上昇率1位の5.35%高、神華能源(01088.HK)が同3位の4.75%高、中国石油天然気(00857.HK)が同5位の4.00%高だった。本土系不動産株も大幅高となり、華潤置地(01109.HK)が同2位の5.15%高、中国海外発展(00688.HK)が3.86%高。住宅価格の回復傾向や市中金利の低下を好感したもようだ。

 そのほかの銘柄では、「深港通」への期待を背景に、深センと重複上場している銘柄が物色された。山東墨龍石油機械(00568.HK)が11.14%高、浙江世宝(01057.HK)が10.84%高、山東晨鳴紙業'H'(01812.HK)が10.23%高、東北電気(00042.HK)が9.04%高だった。また、証券株が商いの活性化への期待から幅広く買われた。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。