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長江電力、大規模な資産買収・増資を計画
2015.11.09 14:59
長江電力（600900.SS）は9日、大規模な資産買収と第三者割当増資の計画を発表した。長江上流部の金沙江流域にある向家ダム、渓洛渡の両水力発電所を傘下に置く三峡金沙江川雲水電開発有限公司（川雲公司）について、全出資持分を親会社の中国長江三峡集団公司などから取得する。総買収額は797億400万元に上る予定で、このうち422億8000万元分は35億株の新株を割り当てる形で支払う。
残りの374億2400万元は現金で支払う予定。この資金を調達するため、長江電力は複数の機関投資家を対象に第三者割当増資を実施する予定。発行する新株の上限は20億株、最大で241億6000万元を調達する見込み。
今回の買収により、長江電力は長江流域にある向家ダム、渓洛渡、三峡、葛洲ダムという水力発電所4カ所を統一的に運営することが可能になる。川雲公司は2014年12月本決算で228億6000万元の売上高を計上していた。
対価株、第三者割当増資の1株あたり発行価格はいずれも12.08元を予定しており、直近20営業日の平均終値の90％に相当している。
なお、同社株は2015年6月15日から売買停止中。同計画を上海証券取引所が審査するため、売買停止を継続するという。
【出所】上海証取サイト上の公告(2015/11/09)
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