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招商局地産控股、筆頭株主による吸収合併計画で追加説明

2015.11.12 11:03

 招商局地産控股(200024.SZ)は12日、筆頭株主の招商局蛇口工業区股フン有限公司(招商局蛇口)が株式交換を通じて同社を吸収合併したうえで、深セン証券取引所に上場する計画について、追加説明の公告を発表した。シンガポールでの上場廃止の手続きは順調に進んでおり、2015年12月上旬にも完了する見通し。

 招商局地産控股の株式1株に対する招商局蛇口の株式(非上場)の交換比率は、A株が1.6008株、B株が1.2148株との交換を提案。株式交換を希望しない株主に対しては、現金売却のオプションが付与される(売却価格はA株が23.79元、B株が19.46HKドル)。株式交換後、招商局地産控股のA・B株は上場廃止となり、招商局地産控股の株主は招商局蛇口のA株株主になる見通し【注意:弊社お客様は招商局蛇口のA株を受け取ることになります。招商局蛇口はA株上場を申請する予定で、同A株は上場後に売却のみ可能になる見込みです】。

 また、吸収合併の完了後に招商局蛇口は複数の機関投資家や従業員持ち株会などを対象に第三者割当増資を実施し、最大で125億元を調達する計画。調達資金は深セン自由貿易区の複数の開発プロジェクトに投じる予定で、これらプロジェクトは2017年から収益を計上するという。会社側の予測によると、招商局蛇口は2015年で81億7527万元、2016年で103億9537万元、2017年で123億190万元の純利益を計上する見通し。

(同件につきましては、2015年10月13日付「筆頭株主による吸収合併計画を株主総会が承認」、2015年10月9日付「株主総会の開催にともない売買停止」、2015年9月28日付「筆頭株主による吸収合併計画を国資委が承認」、2015年9月18日付「筆頭株主による吸収合併計画を発表」をご参照ください)
 
【出所】深セン証取サイト上の公告(2015/11/12)

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