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至卓国際、筆頭株主の保有株売却で正式契約

2015.11.25 10:50

 至卓国際(02323.HK)は24日、実質筆頭株主の卓可風・主席が保有株を売却することで、実業家の孫明文氏と正式に契約したと発表した。卓主席は保有する至卓国際の株式51.025%を1株あたり0.56HKドル、総額2億8574万HKドルで譲渡する。実施されれば、孫氏が至卓国際の新筆頭株主となり、未保有株に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施する。
 
 マンダトリー・オファーの1株あたりの提示価格は0.56HKドルで、2015年11月16日の終値1.15HKドルを51.3%下回る水準。孫氏は至卓国際の上場継続を約束している。

 なお、至卓国際は資産売却も計画。すでに停止している溶接機の生産事業を1億8728万4366HKドルで売却する予定で、売却資金は運転資金などに充てるという。また、これにより、4764万HKドルの売却益を計上する見込み。

 今回の情報開示のため、同社株は2015年11月17日に売買停止となったが、2015年11月25日に取引を再開する予定。

(同件につきましては、2015年9月30日付「実質筆頭株主が保有株売却で覚書」、2015年9月25日付「実質筆頭株主が保有株売却の可能性も」をご参照ください)
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/11/24)

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