内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【12月1日の中国本土市場】

2015.12.01 17:35

 主要指数は深センA株を除いて続伸した。上海市場は小幅続伸し、上海総合指数が前日比0.31%高の3456.30ポイント、A株指数が0.31%高の3618.81ポイント、B株指数が0.28%高の382.35ポイント。深セン市場はA株指数が0.24%安の2300.07ポイントと小幅に反落したが、B株指数は1.22%高の1214.56ポイントと続伸した。両市場の売買代金は前日比で約14%減少。概算で8428億元にとどまり、5営業日ぶりに9000億元を割り込んだ。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は7億5500万元の買い越しだった。

 前場の上海総合指数は総じて軟調に推移。本日発表された10月の製造業PMIは、CFLP、財新いずれの算出値も景気判断の目安である50を下回り、足元の景気減速が重しになった。それでもある程度織り込まれており、指数の下げ幅は限定的。後場になると買い戻す動きが活発化した。後場中盤で上げ幅を広げると、その後の調整を経て終値を小幅ながらもプラス圏に乗せた。国際通貨基金(IMF)が人民元を特別引出権(SDR)通貨に採用したことが、投資家心理の改善につながった。

 大型株が比較的堅調で、上海市場は6割弱の銘柄が上昇。深セン市場は値上がり・値下がり数が拮抗した。住宅ローンをめぐる減税措置導入の観測が伝わり、不動産株が上昇。保利房地産(600048.SS)や美都HD(600175.SS)がストップ高、華遠地産(600743.SS)が7.32%高、上海世茂(600823.SS)が6.25%高など、動意付いた。中央政府による土壌汚染の行動計画(土十条)が近く出されるとの観測が浮上。水汚染対策の重要プロジェクトの承認も加速しており、環境保護関連のテーマ株が上昇した。菲達環保(600526.SS)がストップ高、瀚藍環境(600323.SS)が5.29%高、竜浄環保(600388.SS)が4.97%高。このほか、中体産業(600158.SS)が4.89%高など、スポーツ関連株が好調だった。一方で中国銀行'A'(601988.SS)が2.18%安、中国光大銀行'A'(601818.SS)が2.07%安、中信銀行'A'(601998.SS)が1.92%安など、銀行株が低迷し上海総合指数の重しになった。

 B株市場はB株改革の期待感が広がり、6割以上の銘柄が上昇。上海B株では不動産株が好調に推移し、上海市北高新(900902.SS)が5.95%高、上海金橋輸出加工区開発(900911.SS)が3.66%高で上昇率1、2位を占めた。リゾート運営会社の上海九竜山(900955.SS)は土地収用による多額の補償金の獲得を手がかりに2.73%高。一方で大型株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が6.64%安と続落し、指数の足を引っ張った。深センB株でも、深セン特区不動産(200029.SZ)が3.27%高、深セン物業発展(200011.SZ)が3.07%高と、不動産株が上昇。対照的に自動車流通の深セン特力集団(200025.SZ)には利益確定売りが広がり、8.80%安で引けた。(中国部・畦田)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。