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【12月8日の中国本土市場】

2015.12.08 17:42

 主要指数はそろって下落。上海市場はいずれも反落し、上海総合指数が前日比1.89%安の3470.06ポイント、A株指数が1.89%安の3633.26ポイント、B株指数が1.42%安の382.58ポイント。深セン市場はA株指数が反落し、1.78%安の2323.91ポイント。B株指数は7日ぶりに反落し、0.53%安の1249.87ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約5%増加し、概算で7886億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は3億9100万元だった。

 上海総合指数は低く寄り付き、その後も下げ幅を拡大。前場の中盤で3500ポイントを割った。後場の中盤では3500ポイント台まで下げ幅を縮めたものの、そこからは売りに押され、本日の安値付近で引けた。終値は5日ぶりに3500ポイントを割り込んだ。上海市場の下落銘柄は全体の7割半に上った。深セン市場は全体の6割半の銘柄が下落した。

 本日発表された11月の米ドル建て貿易統計は、輸出額が市場予想を下回る前年同月比で6.8%減だった。輸入額は8.7%減で、市場予想ほど悪くなかった。マイナス成長は輸出額が5カ月連続、輸入額が13カ月連続だった。これを受け外為市場では人民元安が進んだ。一方、株式市場では6銘柄が明日上場する。マネーが発行市場に移り、売買代金は11月に比べ低水準で推移。信用取引残高も減少が続いている。

 こうしたなか上海A株市場は幅広い銘柄が下落。時価総額の大きな銀行株が売られ、四大国有銀行では中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.83%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.70%安、中国銀行'A'(601988.SS)が1.45%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.85%安だった。石油輸出国機構(OPEC)が減産に動かなかったことで原油相場が急落し、二大石油会社も軟調。売買代金や信用取引残高の減少傾向を背景に、証券株も売られた。一方、航空株が原油安によるコスト軽減の期待から買われた。三大航空会社では中国国際航空'A'(601111.SS)が4.08%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が2.30%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が1.61%高だった。

 上海B株市場の下落銘柄は全体の8割半に上った。幅広い銘柄が売られるなか、本日も純粋B株の上昇が目立ち、大化集団大連化工(900951.SS)が4.64%高、上海陽晨投資(900935.SS)が2.14%高、黄石東貝電器(900956.SS)が0.84%高だった。深センB株市場は全体の7割あまりの銘柄が下落した。ここでも純粋B株の一角が買われ、重慶建設摩托車(200054.SZ)が2.56%高、山東航空(200152.SZ)が2.16%高、アモイ燦坤実業(200512.SZ)が1.86%高だった。B株市場の改革に対する期待感が高まっているもようだ。(中国部・千原)

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