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【12月10日の香港市場】

2015.12.10 18:35

 主要指数は6日続落。ハンセン指数は前日比0.45%安の2万1704.61ポイント、H株指数は1.13%安の9450.49ポイント、レッドチップ指数は1.44%安の4024.74ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で4%増加したが、概算では689億200万HKドルと引き続き700億HKドルを下回った。「港股通」(上海経由の香港株投資)は10億4300万元の買い越しだった。

 前日の米国株市場は原油相場の先安感や中国の低調な経済指標が嫌気され、ダウ平均が3日続落。世界経済の減速と資源安への懸念が世界的なリスクオフにつながっており、本日の香港市場も売りが優勢だった。また為替市場では人民元安が本日も進み、投資家は中国本土・香港からの資本流出を警戒。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、利上げによる悪影響も引き続き警戒された。ハンセン、H株の両指数は前場こそ底堅かったが、後場の半ばから下げ幅を広げる展開。レッドチップ指数は終日マイナス圏で低迷し、大引けにかけて下げ足を速め、4000ポイント割れが意識された。

 下げ止まらない原油相場が資源・エネルギー株の下落につながった。中国海洋石油(00883)が2.96%安、中国石油化工(00386)が2.19%安、崑崙能源(00135)が1.67%安。油田開発サービス会社の中海油田服務(02883)は市況悪化から来年の設備投資額が大きく減ることが明らかになり、3.70%安に沈んだ。また、さらなる人民元安が警戒され、航空、製紙・パルプ株などが低迷。中国南方航空(01055)が4.39%安、中国国際航空(00753)が2.94%安、中国東方航空(00670)が2.45%安と、大手航空3社が売られた。製紙大手の玖龍紙業(02689)は3.57%安に沈んだ。また、本土系不動産株も人民元安が投資家心理に影響し、中国海外発展(00688)が3.69%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。北京首創置業(02868)が6.28%安、広州富力地産(02777)が4.06%安など、主だったデベロッパーが売られた。

 一方でマカオのカジノ株に押し目買いが入り、銀河娯楽(00027)が1.53%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。リスク回避の思惑からディフェンシブの香港系公益株の一角が買われた。中電控股(00002)が0.69%高、電能実業(00006)が0.57%高。本土系でもディフェンシブな高速道路株が堅調で、深セン高速道路(00548)が3.42%高、四川高速道路(00107)が1.17%高。北京市の深刻な大気汚染が伝えられ、環境関連の国電科技環保(01296)が1.31%高と堅調だった。個別ではテレビ大手のTCL多媒体(01070)が15.65%高。カナダの映像技術会社IMAXとの共同事業が好調なスタートを切ったと伝えられ、期待感から買いが膨らんだ。(中国部・畦田)
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