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【12月15日の中国本土市場】

2015.12.15 17:24

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.29%安の3510.35ポイント、A株指数が0.29%安の3674.96ポイントと、小幅に反落。B株指数は5日続伸し、0.85%高の400.10ポイント。深セン市場はA株指数が続伸し、1.12%高の2369.21ポイント。B株指数は3日続伸し、0.20%高の1292.12ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約6%増加し、概算で7146億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は4億1100万元だった。

 前場の上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退。来年の経済政策の方向性などを話し合う中央経済工作会議に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることから、様子見ムードが強かった。後場に入ると、中盤で3500ポイントを割り込んだが、ここで押し目買いが入り、終値での大台割れを回避した。上海市場は全体の6割近くの銘柄が上昇したものの、時価総額の大きな金融株が軟調だったことから、上海総合指数は小幅安となった。深セン市場の上昇銘柄は全体の6割半に上った。

 上海A株市場では銀行株が軟調。特に時価総額の大きな四大国有銀行では、中国銀行'A'(601988.SS)が1.46%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.37%安、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.21%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.07%安だった。資金需要が高まる年末が迫るなか、中国人民銀行(中央銀行)が資金供給の規模を減らしたことが嫌気されたもようだ。原油相場は反発したものの、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.71%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.40%安。これらのH株とは対照的な動きとなった。保険株や保険株も幅広く売られた。

 上海B株市場の上昇銘柄は全体の8割半に上った。深センB株市場は全体の6割の銘柄が上昇。こうしたなか純粋B株の一角が利益確定売りに押され、重慶建設摩托車(200054.SZ)が3.35%安、南京普天通信(200468.SZ)が1.19%安、山東航空(200152.SZ)が0.93%安となり、下落率1~3位に並んだ。(中国部・千原)

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