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文山電力、親会社からの資産買収を計画
2015.12.24 15:57
文山電力（600995.SS）は23日、実質筆頭株主の中国南方電網有限責任公司（南方電網）からクロスボーダーの電力販売や電力工事のEPC（設計、調達、施工）などを手がける南方電網雲南国際有限責任公司（雲南国際）の全出資持分を買収すると発表した。総買収額は10億1460万元を予定しており、出資持分のうち37.7％は対価株を割当発行するかたちで支払う。さらに文山電力は南方電網を含む複数の投資家に対して増資を実施し、最大8億3738万6200元（諸費用を含む）を調達する計画。調達資金は雲南国際の買収資金に加え、設備投資などに充てるという。
対価株と増資の発行価格はいずれも1株あたり7.55元で、直近20営業日の平均終値の90％に相当。一連の新株発行の完了後、南方電網の持ち株比率は34.3％となる見込み。発行した新株には最大36カ月のロックアップ（売却禁止）期間が設定される。
なお、雲南国際の2015年10月末時点の純資産は8億3482万3100元、1－10月の売上高は17億6269万600元だった。
同社株は2015年9月23日に売買を停止。今回の取引は親会社による「裏口上場」に該当することから、別途審査が必要になる。また、上海証券取引所が同計画を審査することから、同社株の売買停止を継続するという。
【出所】上海証取サイト上の公告(2015/12/23)
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