内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【1月12日の中国本土市場】

2016.01.12 17:58

 主要指数はいずれも小反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.20%高の3022.86ポイント、A株指数が0.20%高の3164.06ポイント、B株指数が0.88%高の359.38ポイント。深セン市場はA株指数が0.39%高の1940.02ポイント、B株指数が0.55%高の1186.91ポイント。両市場の売買代金は概算で5507億元にとどまり、前日比で約17%減少した。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億3600万元の売り越しだった。

 本土市場は不安定な地合いに終始。上海総合指数は3000ポイントの大台を意識し、前日終値を挟んで上げ下げを繰り返し、結局小幅高で引けた。中国の景気減速や資本流出への警戒感に加え、人民元の先安感などが引き続き売り材料になった。また、先週末に特段の景気・株価対策が打ち出されなかったこともあり、個人投資家の当局への信頼感は依然として低いままで、ろうばい売りの圧力は本日も強く、ザラ場では3000ポイント割れの場面もみられた。一方で足元の急落を受けて割安感は一段と鮮明になっており、自律反発狙いの買いもみられた。また、前日に発表された12月の中国の消費者物価指数(CPI)の上昇率が引き続き1%台にとどまったことで、追加金融緩和の観測も根強く、押し目買いの手がかりにもなった。

 売り買いが交錯したなか、最終的に両市場全体では5割半の銘柄が上昇。利下げ観測や住宅販売支援策への期待感などから、金地グループ(600383.SS)がストップ高、格力地産(600185.SS)が3.91%高、上海世茂(600823.SS)が2.53%高、北京首都開発(600376.SS)が2.28%高など、不動産セクターが堅調だった。政府が医療保険制度に基づく補助額の引き上げを決めたことを受け、医薬・医療株の一角が上昇。北京同仁堂(600085.SS)が6.00%高、珍宝島薬業(603567.SS)が3.79%高、天士力製薬(600535.SS)が3.26%高など、反発した。原発関連株も再編観測などから切り返し、第一重型(601106.SS)がストップ高、上海電気'A'(601727.SS)が8.01%高、応流機電(603308.SS)が3.44%高。

 一方で金相場の続落を受け、赤峰黄金(600988.SS)がストップ安、中金ゴールド(600489.SS)が9.30%安など、金鉱株が続落。景気減速による需要低迷が嫌気され、撫順特殊鋼(600399.SS)がストップ安、重慶鋼鉄'A'(601005.SS)が6.60%安、南京鋼鉄(600282.SS)が6.30%安など、鉄鋼株も引き続き売られた。

 B株市場は約8割の銘柄が上昇した。上海B株では観光株の反発が目立ち、上海錦江国際酒店発展(900934.SS)が2.99%高、黄山旅行開発(900942.SS)が2.30%高、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が2.11%高。一方で大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が1.08%安と続落し、指数の上げ幅を縮めた。深センB株では東旭光電科技(200413.SZ)が親会社による同社株買い増し期間の延長を手がかりに、上昇率1位の3.15%高で引けた。(中国部・畦田)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。