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【1月12日の香港市場】

2016.01.12 18:16

 主要指数はいずれも続落。ハンセン指数は前日比0.88%安の1万9711.76ポイント、H株指数は0.77%安の8439.31ポイント、レッドチップ指数は1.66%安の3502.59ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約12%減少し、概算で771億9600万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は11億8500万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、ダウ平均が4日ぶりに自律反発。外部環境の好転を背景に加え、昨日の大幅安の反動もあり、本日の香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。だが、オフショア人民元(CNH)の急反発と人民元HIBOR(香港銀行間貸出金利)の急騰を受け、中国をめぐる金融不安への警戒感が高まった。1997年のアジア通貨危機で起きた香港ドル安とHIBOR急騰が、投資家の脳裏に浮かんだもようだ。レッドチップ指数は前場の中盤で下げに転じ、ハンセン指数とH株指数も後場でマイナス圏に沈んだ。手控えムードが広がり、メインボードの売買代金は4営業日ぶりに800億HKドルを下回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、CNHのクリアリング・バンクを務める中銀香港(02388.HK)が上昇率1位の1.82%高。人民元HIBORは翌日物が年率66%を超え、CNHは朝方の1米ドル=6.60HKドルの水準から、1米ドル=6.57HKドル付近に反発した。中国政府筋によるCNHへの介入があったもようだ。中銀香港は受入人民元預金が豊富であり、高金利のなかで人民元資金の出し手となりえることが、材料視された。

 一方、本土系不動産株の下げがきつく、華潤置地(01109.HK)が下落率1位の4.17%安だったほか、中国海外発展(00688.HK)が同5位の2.43%安。原油相場の大幅安を受け、天然ガス事業の崑崙能源(00135.HK)が同2位の3.70%安、中国海洋石油(00883.HK)が3.28%安。このほか時価総額の大きな本土系の銀行株や保険株も売られた。

 幅広い銘柄が売られるなか、新規上場銘柄に投機的資金が流入しているもようだ。本日上場の巨匠建設(01459.HK)は、公募価格に比べ40.74%高で引けた。(中国部・千原)

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