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重慶路橋、資産買収と増資を含む再編を計画

2016.01.13 11:59

 重慶路橋(600106.SS)は11日、資産買収と増資を含む再編計画を発表した。実質筆頭株主の重慶国信投資控股有限公司(国信控股)から、重慶市の高速道路「渝フウ高速公路」(全長118キロ)の出資持分37%と、太陽光発電を手がける江蘇長順信合新能源有限公司(長順信合新能源)の出資持分100%を買収する。総買収額は31億9792万1000元に上り、うち16億1792万1000元は対価株を割り当てるかたちで支払う。

 さらに重慶路橋は国信控股の傘下企業などを対象に第三者割当増資を実施する計画。最大31億6000万元を調達し、今回の買収資金や買収企業の債務返済などに充てるとしている。一連の再編により重慶路橋が保有する渝フウ高速公路の権益は70%に拡大することになり、道路・橋梁の通行料収入を長期にわたり確保できると説明。さらに、エネルギー事業に進出することで収益源の多元化が図れるという。

 買収資産の2015年11月末時点の帳簿価格は22億7760万9400元。「渝フウ高速公路」の2015年1-11月の純利益は2億5699万6100元、長順信合新能源の純利益は2459万8700元となっている。

 なお、対価株の発行価格は9.10元、増資の割当価格は9.25元を予定。再編を通じ、重慶路橋は計5億1941万5133株(再編後の発行済み株数の36.40%)の新株を発行するが、国信控股は引き続き実質筆頭株主の地位を維持する見込み。

 再編のため、同社株は2015年8月31日から売買を停止していたが、2016年1月11日に取引を再開した。
 
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/01/11)

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