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【1月18日の中国本土市場】

2016.01.18 17:19

 主要指数はいずれも反発。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.44%高の2913.83ポイント、A株指数が0.44%高の3049.49ポイント、B株指数が0.58%高の358.69ポイント。深セン市場はA株指数が1.91%高の1913.86ポイント、B株指数が0.07%高の1165.70ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約12%減少し、概算で4726億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は3億8300万元の買い越しだった。

 先週末のニューヨーク市場でダウ平均が急反落し、週明けの上海市場は投資家心理が大きく悪化。上海総合指数は2900ポイントを割り込んで寄り付いた。もっとも、その直後に上げに転じると、朝方は先週末の終値を挟んで一進一退。後場は小幅高で推移した。上海市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は、ベンチャー企業が上場する「創業板」を中心に、全体の8割近くに上った。

 上海A株市場では、中央政府系国有企業の再編に関連した銘柄が買われた。中国遠洋控股'A'(601919.SS)、中儲発展(600787.SS)、風帆(600482.SS)、中海コンテナ運輸'A'(601866.SS)、瀋機集団昆明機床'A'(600806.SS)がストップ高だった。一方、石炭株の下げが目立ち、ロ安環保エナジー(601699.SS)が9.57%安、陽泉煤業(600348.SS)が8.20%安、恒源煤電(600971.SS)が6.08%安。このところ石炭生産能力の削減方針を材料に買われていただけに、本日は利益確定売りに押された。深セン市場ではインダストリー4.0(工業のデジタル化)、バーチャルリアリティなどの関連銘柄が堅調だった。

 上海B株市場の上昇銘柄は全体の9割に達した。こうしたなか石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が下落率1位の2.50%安。時価総額が大きいことから、上海総合指数の重荷となった。深センB株市場は全体の8割近くの銘柄が上昇した。(中国部・千原)

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