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【1月19日の香港市場】

2016.01.19 18:37

 主要指数はいずれも4営業日ぶりに急反発した。ハンセン指数の前日比2.07%高の1万9635.81ポイント、H株指数は2.98%高の8377.80ポイント、レッドチップ指数は3.03%高の3518.39ポイント。メインボードの売買代金は概算で829億9700万HKドルに上り、前日比で約1割増加した。「港股通」(上海経由の香港株投資)は引き続き活発で、9億8800万元の買い越しとなった。

 連日の株安の反動もあり、朝方の香港の主要指数は堅調に推移。そして日本時間11時に中国のGDP統計が発表され、15年の実質成長率が25年ぶりの低水準となったことが分かると、主要指数は一旦失速した。もっとも、概ね事前の予想通りの内容であり、売り一巡後は押し目買いが増加。A株市場の急反発を追い風に、主要指数はその後、上げ幅を広げた。ハンセン指数は1万9000ポイント台の後半まで回復。GDP発表という重要イベント通過による買い安心感に加え、中国の国有企業改革、金融緩和、景気対策などへの期待感などを背景に、押し目を狙う動きが広がった。

 足元で売り込まれてきた資源・エネルギー株に買い戻しが目立った。中国石油天然気(00857.HK)が4.89%高、中国海洋石油(00883.HK)が4.00%高、中国石油化工(00386.HK)が3.73%高と、三大石油株がそろって反発。金相場の反発を織り込み、霊宝黄金(03330.HK)が6.99%高、招金砿業(01818.HK)が6.90%高と、金鉱大手が切り返した。また、追加金融緩和の期待感に加え、全国70都市の住宅価格が12月も概ね上昇したことを好感。不動産株が反発し、緑城中国(03900.HK)が6.88%高、中国海外発展(00688.HK)が4.54%高、華潤置地(01109.HK)が3.45%高。加えて、けん引役まではいかないが、中国経済で消費が比較的堅調に推移していることが明らかになり、内需株が反発した。乳業大手の蒙牛乳業(02319.HK)が5.74%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。

 このほか、国有企業改革の進展への期待感から、重厚長大型の国有企業セクターに買いが入った。中国航空科技工業(02357.HK)が8.61%高、鞍鋼(00347.HK)が7.26%高、上海電気(02727.HK)が6.58%高、中船防務(00317.HK)が5.57%高、中国中車(01766.HK)が4.61%高。

 一方で香港地場系銘柄の一角が逆行安。太古A(00019.HK)が0.80%安、恒生銀行(00011.HK)が0.69%安、香港鉄路(00066.HK)が0.68%安、長江和記(00001.HK)が0.20%安と、香港系の主力株がハンセン指数構成銘柄の中で値下がり銘柄を占めた。(中国部・畦田)

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