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【1月22日の中国本土市場】

2016.01.22 17:22

 主要指数はいずれも3日ぶりに反発。上海市場は上海総合指数が前日比1.25%高の2916.56ポイント、A株指数が1.25%高の3052.46ポイント、B株指数が1.28%高の355.74ポイント。深セン市場はA株指数が1.46%高の1910.73ポイント、B株指数が1.34%高の1164.08ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約17%減少し、概算で4464億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は6億1900万元だった。

 前日のニューヨーク市場は、原油価格の上昇を背景に、ダウ平均が反発。外部環境の好転を受け、上海総合指数は始値で2900ポイントを回復した。だが、世界的な株安への警戒感は根強く、朝方で大台を割り、下げに転じて前場を終了。こうしたなか東京市場や香港市場では、欧州や日本の追加緩和への期待を背景に株価が急伸。中国本土市場も地合いが好転し、上海総合指数は終値を2900ポイントに乗せた。上海市場は全体の8割あまりの銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の8割近くだった。ただ、様子見ムードが強く、売買代金は4日ぶりに5000億元を下回った。

 上海A株市場では、生産能力の削減がテーマとなっている石炭株や鉄鋼株の上昇が目立った。石炭株では北京昊華エナジー(601101.SS)がストップ高だったほか、安源煤業(600397.SS)が6.86%高、陽泉煤業(600348.SS)が4.21%高。鉄鋼株では撫順特殊鋼(600399.SS)が4.06%高だった。このほか銀行、保険、証券、石油などの大型株も総じて堅調だった。一方、原油相場の上昇を嫌気し、中国東方航空'A'(600115.SS)が1.40%安、春秋航空(601021.SS)が1.27%安など、航空株の一角が下げた。

 上海B株市場は全体の9割近くの銘柄が上昇。昨日は下げがきつかった純粋B株が買い戻され、大化集団大連化工(900951.SS)が上昇率1位の7.77%高だった。深センB株市場の上昇銘柄は全体の9割に達した。鉄鋼株の本鋼板材(200761.SZ)が上昇率3位の3.00%高だったほか。純粋B株が堅調だった。(中国部・千原)

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