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【1月29日の香港市場】

2016.01.29 18:10

 主要指数はそろって3日続伸。ハンセン指数は前日比2.53%高の1万9683.11ポイント、H株指数は2.65%高の8241.36ポイント、レッドチップ指数は2.69%高の3472.35ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約20%増加し、概算で905億6200万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は7億5000万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、原油価格の上昇を好感し、ダウ平均が反発。香港市場の主要指数は朝方から上げ幅を広げた。旧正月の資金需要に対応するため、通常は週2回実施する公開市場操作について、1月29日~2月19日は回数を増やすと中国人民銀行(中央銀行)が発表。これに基づき、1000億元の買いオペが実施され、上海総合指数が堅調だったことも追い風となった。日本銀行の金融政策決定会合でマイナス金利の導入が決まったことが伝わると、香港市場の主要指数も一段高。後場に入ってからも、じりじりと上げ幅を広げた。月末ということもあり、取引終了間際にも買いが入り、本日の高値付近で引けた。日本や中国本土の追加金融緩和を好感し、メインボードの売買代金も6日ぶりに900億HKドルに達した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、産油国が減産に動くのと見方から、エネルギー株が大幅高。中国海洋石油(00883.HK)が9.59%高、崑崙能源(00135.HK)が8.22%高となり、上昇率1~2位に並んだ。中国人民銀行が追加の買いオペで1000億元を供給したことを好感し、本土系不動産株の上昇も目立った。華潤置地(01109.HK)が4.75%高、中国海外発展(00688.HK)が4.18%高。香港ドル金利の上昇が一服したことを受け、長江地産(01113.HK)が6.11%高など、香港系不動産株も堅調。香港ドル安の動きが緩んだことで、香港からの資金流出懸念も和らぎ、香港系金融株も買われた。

 マカオのカジノ株も続伸し、サンズチャイナ(01928.HK)が2.29%高、銀河娯楽(00027.HK)が2.11%高。マカオの発展を支援する政策を中央政府が検討していると、中央政府関係者が発言し、これが材料視された。一方、リスクオンの動きを受け、ディフェンシブな食品株の一角が逆行安。華潤ビール(00291.HK)が2.06%安、中国旺旺(00151.HK)が1.16%安。また。昨日の上昇率1位だった恒基地産(00012.HK)が利食い売りに押され、本日は1.75%安。恒隆地産(00101.HK)はアナリストが目標株価を引き下げたことを嫌気し、1.65%安だった。

 そのほかでは、大健康国際集団(02211.HK)が59.07%安。昨日に91.39%安で取引中止となった恒発洋参(00911.HK)と戦略提携していたことが嫌気されたもようだ。長城汽車(02333.HK)は13.72%安。中国会計基準の15年12月本決算の速報が小幅減益だったことから失望売りに押された。クロコダイル(00122.HK)は筆頭株主が交代する可能性を手がかりに24.44%高だった。(中国部・千原)

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