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【2月5日の香港市場】

2016.02.05 18:34

 主要指数はまちまちだった。ハンセン指数は小幅に続伸し、前日比0.54%高の1万9288.17ポイント。H株指数は1.00%高の8054.87ポイントと続伸した。一方のレッドチップ指数は0.18%安の3403.48ポイントと、小幅ながらも反落。メインボードの売買代金は概算で554億300万HKドル。前日比で約15%減少し、今年最少だった。なお、「港股通」(上海経由の香港株投資)は本日も旧正月の関係で停止しており、取引再開は2月15日を予定している。
 
 週末の香港市場は旧正月連休前の最終取引日とも重なり、様子見ムードが市場を支配。さらに取引終了後に米雇用統計の発表を控えており、売買代金は伸び悩んだ。全般的に上値が重く、ハンセン指数は朝方に本日の高値を付けた後は、狭いレンジで一進一退。レッドチップ指数は前場半ばからは3400ポイント前後で低迷した。H株指数は人民元がやや上昇したことを支援材料に、大引けまでプラス圏で推移。3日ぶりに8000ポイントを回復できた。米国の年内利上げ観測の後退を受け、昨日に続いて人民元や原油の下落が一服するとの見方が広がり、一部の優良株には押し目買いが入った。

 原油相場が徐々に落ち着きを取り戻すとの期待感もあり、石油株が続伸。中国海洋石油(00883.HK)が2.20%高、中国石油天然気(00857.HK)が2.16%高、中国石油化工(00386.HK)が0.92%高と、三大石油株が昨日に続いて全体の地合いを支えた。金相場の上昇を追い風に、招金砿業(01818.HK)が9.73%高、紫金砿業(02899.HK)が6.48%高、霊宝黄金(03330.HK)が4.41%高なと、金鉱株が上げ幅を拡大。

 また、「全国社会保障基金条例」の草案が国務院常務会議で承認され、長期マネーの株式市場への流入が進むとの見方から、保険株が上昇。中国太平(00966.HK)は2.46%高で引けた。さらに、米利上げ観測の後退は香港の金融リスクの軽減につながるだけに、香港地場系の東亜銀行(00023.HK)が反発。これまでの調整の反動もあり、5.50%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。

 一方で本土系電力株が軟調だった。華潤電力控股(00836.HK)が4.14%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。風力発電関連の銘柄が特にさえず、龍源電力(00916.HK)が8.86%安、華能新能源(00958.HK)が7.27%安、新疆金風科技(02208.HK)が7.14%安、華電福新能源(00816.HK)が6.42%安に沈んだ。さらに原油安の一服感が引き続き航空株の下落要因になり、中国南方航空(01055.HK)が4.79%安と続落した。(中国部・畦田)

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