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【2月19日の中国本土市場】

2016.02.19 17:13

 主要指数は上海が小幅安、深センは上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.10%安の2860.02ポイント、A株指数が0.10%安の2992.79ポイントと、小幅に続落。B株指数は4日ぶりに小反落し、0.16%安の362.09ポイント。深セン市場はA株指数が反発し、0.49%高の1935.06ポイント。B株指数は4日続伸し、0.62%高の1165.67ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約19%減少し、概算で4814億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は3億900万元の買い越しだった。

 上海総合指数は週末を控えて様子見ムードが強く、方向感を欠く展開となった。小幅安で寄り付き、朝方や前場と後場の中盤では上げに転じる場面もあったが、総じてマイナス圏で推移。上海市場は上昇銘柄の方がわずかに多かった。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」を中心に全体の5割半の銘柄が上昇した。手控え感を背景に、両市場の売買代金は4日ぶりに5000億元を下回った。

 上海A株市場では産業政策の中核となりそうなIT(情報技術)分野の関連銘柄の上昇が目立った。なかでも信雅達システム(600571.SS)は実質筆頭株主が株式分割(無償交付)を提案したことを追い風にストップ高だった。時価総額の大きな銀行株は概ね軟調。一部の銀行で貸出が急増していることから、これらを対象とした預金準備率の引き上げが検討されていると外電が報道し、これが嫌気されたもようだ。また、今週の公開市場操作で市中銀行から回収された資金が4550億元に達し、週間の数字としては過去3年で最高の水準になったことも、逆風となった。原油相場の下落を受け、二大石油株も続落した。

 上海B株市場は全体の6割半の銘柄が下落した。こうしたなか昨日まで総じて堅調だった上海市政府系の銘柄が売られた。昨日はストップ高だった上海三毛企業(900922.SS)が、本日は下落率1位の3.70%安だった。深センB株市場は全体の6割半の銘柄が下落したものの、上昇率3位の4.80%高となった長安汽車(200625.SZ)などの大型株に支えられ、深センB株指数は上昇した。ハイブリッドエンジン部品のメーカーに出資したことが材料視されたもようだ。深セン赤湾港航(200022.SZ)は15年12月本決算が増益となる見通しを発表したものの、このところ株価が上昇していたことから材料出尽くし感が出て、下落率1位の4.64%安となった。(中国部・千原)

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